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- だって、二十歳の記憶を持ったまま、十歳の時点に戻ってやり直せるとしたら、普通、その記憶を利用して色々するだろう?一周目の反省や教訓を活かして、もっと優れた二周目を目指すはずだ
元スレ
1コピペ2019/12/25(水) 00:20:55.012ID:CcaXgiGy0XMAS これは多分、君が想像してるのとは、
正反対の話になるんだと思う。
だって、二十歳の記憶を持ったまま、
十歳の時点に戻ってやり直せるとしたら、
普通、その記憶を利用して色々するだろう?
一周目の反省や教訓を活かして、
もっと優れた二周目を目指すはずだ。
でも僕がしたことと言えば、
まさにその正反対のことだったんだ。
今思うと、馬鹿なことをしたと思うよ。本当に。
71以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:38:20.709ID:CcaXgiGy0XMAS
僕は街を当てもなく歩いた。そうしたい気分だったんだ。
どこもかしこもクリスマスムードでむなしくなったけど、
とことんそういう気分に浸りたい気分でもあったな。
考えてみると、色んなことが馬鹿馬鹿しかったね。
そもそも僕は、あの代役を殺す気でいたわけだけど、
本当にそんなことができる気でいたんだろうか?
そして奇跡的にそれに成功したところで、
その相手の子は、今の僕を好きになると、
本気で考えていたんだろうか?
だとしたら、頭がおかしかったんだろうな。
63以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:35:55.658ID:CcaXgiGy0XMAS
人ってさ、一緒にいる時間が長いと、
口癖とか仕草とかが伝染るじゃないか。
だから、一周目において、僕と恋人の間には、
いろんな共通する「癖」があったんだ。
そのとき隣の女の子がやっていた、
左手で後頭部の髪をやたら触る仕草は、
偶然にも、僕から恋人に伝染った癖の一つだった。
なんだか、すごく懐かしい感じがしたね。
9名無しさん@恐縮です2019/12/24(火) 08:05:41.56ID:9iJ1k7mJ0
タクシー呼べアホ親w
108以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 01:11:19.013ID:hXqBJFLqrXMAS>>4
十年前にスーファミ(´・ω・`)
104以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 01:06:44.481ID:c9PFGz1e0XMAS
ちんこたった
10以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:23:37.707ID:CcaXgiGy0XMAS
でも、ひとつだけ、悪くない思い出がある。
高校二年生の冬、ひどい吹雪の日だったな、
僕はがたがた震えながらバスを待ってたんだ。
その時、僕はふと、少し離れた場所で
僕と同じようにバスを待っている女の子が、
見たことのある顔だってことに気付いた。
いや、忘れるはずもないんだ。
それは一周目では僕の恋人だった女の子だ。
十五歳で付き合い始めてからは、ずっと傍にいたんだ。
それが、二周目では、あっさり告白を断られてさ。
思えば、悪循環の始まりはそこだった気もする。
106以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 01:08:48.575ID:rcK5hf9jdXMAS>>1
8888888888888888888
22以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:26:26.769ID:CcaXgiGy0XMAS
本来、僕の妹は、運動と太陽をこよなく愛していて、
年中健康的に日焼けしている、活発な女の子だった。
ところが二周目においては、僕の影響を受けたのか、
読書と日陰を好む、色白の眼鏡の子になったんだ。
一周目を知る人から見たら、何かの冗談みたいだよ。
兄妹揃って暗い人間になって、家は毎晩お通夜みたいだったな。
両親も自分に自信がなくなったのか、嫌な人間になっていった。
いやあ、人一人の持つ影響力ってのは、馬鹿にならないね。
26以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:27:01.282ID:dDRcGDpw0XMAS
vipで小説書くなら
投稿サイトいけば?
ここだとアフィリエイトに使われちゃう
116以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 02:05:41.656ID:q4tIQh330XMAS
これは多分まで読んだ
30以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:27:39.452ID:q8BzgXdb0XMAS
SS全盛期の時だった気がする
昔の記憶を掘り起こされて鳥肌たったわ
38以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:29:00.270ID:CcaXgiGy0XMAS
その頃になると、殺害方法は既に決まっていて、
ドッペルゲンガーの行動様式も大体把握して、
実を言うと、とっくに行動に移っても良い頃合だったんだ。
それでも僕がだらだらと尾行を続けていたのは、
多分、踏ん切りがつかなかったからと思う。
つまり僕は、彼が欠点を晒してくれるのを待っていたんだな。
僕は、彼が死ぬべき人間だって思い込みたかったんだ。
殺すに値する理由が、ほんの少しでも欲しかったんだよ。
困ったことに、数か月に渡ってあら探しを続けても、
彼は短所らしい短所をまったく見せないでいた。
どっちかと言うと、僕の方が死ぬべき人間なんだろうな。
88以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:43:43.142ID:hIVWckpZ0XMAS
ぬるぽ
100以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:48:51.327ID:TSRVpwKp0XMAS
最後だけ理解出来んかった
19以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:25:52.008ID:CcaXgiGy0XMAS
変なところで、僕は冷静だったんだよ。
今の自分が、彼女にふさわしい男ではなくて、
分身に勝てないことは、重々承知していたんだ。
でも、その上で考えたやり方と言うのは、
とても正気の沙汰とは思えなかったね。
つまり僕は、僕の代役を務めるあの男を、
ぶっ殺してしまおうと思ったわけなんだ。
そしたらあの子も、また寂しくなって、
僕の方に傾くんじゃないか、ってね。
いやあ、追い詰められた人間ってのは、
本当にろくなことを考えないよ。視野が狭くて。
49以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:32:10.974ID:CcaXgiGy0XMAS
妹がバスに乗り込む寸前、「なあ」と僕は言った。
「また家出したくなったら、来るといいよ」
こんな台詞でも、言うのにずいぶん勇気を必要とした。
二周目の僕は、家族に対してさえ臆病なんだよ。
振り返った妹は、めずらしく目を見開いて、
しばらく立ち止まって僕の顔を見て、
「そうする」と言って笑い、バスに乗り込んだ。
バスが行ってしまうと、僕は待合室に戻り、
帰り道に向けて、再びココアで体を温めた。
妹の笑顔を見て、やけにほっとしている自分がいたな。
117以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 02:48:28.303ID:4ZseA7QWdXMAS
実際戻ったら家族以外とはやり直したいわ。とりあえずテキトーに当たる株と馬券買うわ
60以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:35:23.191ID:CcaXgiGy0XMAS
言い忘れてたけど、僕の誕生日って言うのは、
十二月二十四日、クリスマスイブなんだよ。
そして僕の恋人は、クリスマスと誕生日が被るのは
嫌だということで、一週間前に祝うようにしていたんだ。
ドッペルゲンガーも僕と誕生日が同じらしくて、
lクリスマスツリーの下で恋人と落ち合った彼は、
綺麗に包装されたプレゼントを受け取っていた。
こんな立場じゃなきゃ、微笑ましい場面だったんだど、
僕はそれを見て思わず頭を抱えたね。
52以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします2019/12/25(水) 00:32:47.229ID:CcaXgiGy0XMAS
ところで、二周目の僕が、擁護しようがないくらい
明らかに一周目の僕より劣っているとは言え、
部分的には、優れているところもあったんだ。
第一、そうでなきゃ、やってらんないよね。
二周目の僕は、一周目の僕と比べると、
百倍くらい本を読む人間だったんだ。
それはもちろん、孤独を紛らすために、
図書室に通ったことが起因してるんだけどさ。
そして、これから話す出来事において、
その趣味がそこそこ役に立ったんだよ。
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