「ミスト」~霧の中に何かがいる…今回の映画「ミスト」を監督したのは、その数少ないヒット作の中で、「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」と2本も手掛けているフランク・ダラボン…。
しかも今回はダラボンにとっても初のホラー作品、キング本来のジャンルに挑戦した訳で、これは期待するなという方が無理と言うものでしょう。
で、その肝心の映画の仕上がりですが、予想通り、いや予想以上の素晴らしい出来でした。
ストーリーの展開は原作に非常に忠実で、もともとが中篇の作品ですから2時間の上映時間に無理なく収まり、本当にダラボンはいい素材を選択したと思います。
そもそもがキングの小説は非常に映像的な描写が持ち味なのですが、この作品を最初に読んだ時に頭の中に浮かんだイメージが、忠実に映像化されてくるので嬉しくなってしまいました。
ただ、結末は大きく変えており(正確に言うと原作には無いオチを付け加えているのですが…)、まさに衝撃のラストシーンでした。

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