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桃太郎

1 :なまえ_____かえす日:2024/06/02(日) 05:07:51.69 ID:L126FtJaB
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが居りました。
お爺さんは山へ芝刈りへお婆さんは川へ洗濯に行きました。
ある日お婆さんが川で洗濯をしていると川上から、
大きな桃が「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れてきました。
お婆さんはその桃を岸まで引っ張りました。
お婆さん「おや、まぁ、大きい桃だねぇ。持って帰ったらお爺さん喜ぶだろうねぇ」
そう言ってお婆さんは洗濯を済ませ、近くにあった藁で大きな網を作り桃を入れて持ち帰りました。
お婆さんが家へ帰っているとお爺さんと鉢合わせました。
お爺さん「おぉ、これは大きな桃だ。どこで見つけたんだい?」
お婆さん「川上から流れてきたんですよ。」
お爺さん「ほほー不思議なことがあったもんだ。」
そう言ってお爺さんとお婆さんは桃を持ち帰りました。
お爺さんは倉からナタを持ってきて早速割って食べようと提案しました。
お婆さんは桃を拭き、お爺さんはナタで桃を切りました。
桃は切れて、その切れ目からはたっぷりの果汁が溢れており、
お爺さんとお婆さんは喜んで桃を食べました。
ある夜お爺さんとお婆さんはふと体の異変を感じ、目を覚ましました。
ロウソクに火を灯し、お互いが見つめ合ったとき、2人は腰を抜かしました。
何とお爺さんとお婆さんは若返っていたのです。
お爺さんとお婆さんは喜びました。
そしてお爺さんとお婆さんは熱い夜を過ごし次の日にはお婆さんのお腹が膨れていました。
お爺さんは急いで里に向かい医者を呼んで来ました。
お爺さんとお婆さんから話を聞いた医者は驚きました。
医者「何と何とそんなことがあったのですか。もしかしたら神様が子を産めと言っているようですな。」
そうして医者の腕が優れていたのもあり、無事に赤ん坊が産まれました。
お爺さんとお婆さんは子にこう名付けました。
「桃を食べ、出来た子『桃太郎』」
桃太郎は驚異的な速度で成長しました。
ある日桃太郎が里で買い物をしていると、ある噂を聞きました。
A「鬼ヶ島という島に住んでいる鬼が里の宝を強奪しているらしい」
B「それは困ったもんだな。この里には来ないよう願っておこう。」
桃太郎はその噂をお爺さんとお婆さんに話し、鬼退治に行きたいと言いました。
お爺さんとお婆さんは最初は止めましたが、桃太郎の強い意志に根負けし、行かせることにしました。
お爺さんは質の良い鉄を打ち刀を作り、お婆さんは何やら団子を作っておりました。
お爺さん「この刀で鬼の首を切りなさい。」と言い、桃太郎に渡しました
お婆さん「この団子を人や獣に与えると仲間になるよ。」と言い、腰にかけました。
桃太郎は「行って来ます」と言い残し鬼退治へ旅に出ました。
桃太郎が山道を歩いていると、木の陰から大きな狼が飛び出してきました。
狼は桃太郎に襲いかかりましたが団子を与えると、大人しくなり桃太郎に従うようになりました。
桃太郎たちは山の頂上に登ると木の上から猿が飛び降りてきました。
桃太郎は驚いてとっさに団子を投げ猿はそれを食べました。猿は桃太郎に従うようになりました。
桃太郎は山を下り、草原を歩いていると、空から大鷲が飛んできました。
大鷲は桃太郎の腰に付けている団子を入れた袋を取るとどこかに飛んで行きました。
桃太郎たちは大鷲を追いかけ、大鷲の巣を見つけた。大鷲の巣はまだ未完成で、かなり隙間が見えます。
大鷲は袋の中を漁り団子を食べました。
すると大鷲は桃太郎に団子が入った袋を返し、謝罪と言わんばかりに頭を深く下げました。
桃太郎は狼、猿、大鷲を引き連れ海にやってきました。
海の向こう側に大きな島がある。近くの里の人に聞くとあれが鬼ヶ島なそうだ。
桃太郎は船乗りに使わなくなった船を借り、鬼ヶ島まで向かった。

2 :なまえ_____かえす日:2024/06/02(日) 05:22:17.51 ID:L126FtJaB
鬼ヶ島に付くと一体の鬼が出て来て言いました。
鬼「人の子よここはお前の来るところではない帰れ」
桃太郎「そうはいかない。お前たちが人里から奪った宝を返せ。」
鬼「宝?そんな物奪っていない。」
桃太郎「そんなわけないだろう。噂が流れているんだ。」
鬼は首をかしげました。
しびれを切らした桃太郎は鬼の首を切り、島の中心部に乗り込みました。
鬼は桃太郎達に襲いかかりました。 
狼は腕や足、鬼の腹を噛み引き裂き、猿は鬼の骨を砕き鋭い歯で噛み切りました。
大鷲は鬼を掴み高いところから落とし、くちばしで喉や目、腹を突きました。
桃太郎は刀で鬼の首を落とし、腹に突き刺し、真っ二つに切り裂きました。
鬼達は桃太郎に許しを乞いました。
桃太郎「なら宝を返せ」
鬼「宝なんて無い。俺達はここで平和に暮らしてただけだ。」
桃太郎は信じ切れず、島を探索しました。
そして桃太郎は驚きました。宝なんて無かったのです。
桃太郎は鬼達に謝罪しましたが、多くの仲間を殺されて許せるはずなく、
狼、猿、大鷲は胴を引き裂かれ、桃太郎は金棒を何度も打ち付けられました。
そして原型を留めず、死んだ桃太郎達は海に捨てられました。
すると桃太郎達の血肉は固まり1つの桃となりました。
その桃は嵐で飛ばされ山に着きました。
その桃は腐り、木の栄養になり、何十年もかけ、木に大きな桃が作られ川に転げ落ち、
「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れていきました。
めでたしめでたし

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