襲撃でただひとり生き残ったルシオラは黒のファンタジア討伐の任を受け、師と二人で旅立つ

「奈落の魔女とロッカの果実」は、魔女との戦いが描かれる長編王道ファンタジーRPG。武器と防具を適切に強化し、仲間を増やしながら、次々と起こる厄災に勝利して道を切り開いてゆく。想定プレイ時間は20時間以上。

物語の舞台は、かつてあった統一国家が四つの王国に分かれた世界。主人公は、シャンダリル修道院の聖堂騎士団に所属する少年「ルシオラ・オロフィア」。ヒッタリア王国の名門貴族の嫡男だが、実父から半ば無理矢理修道院に送られ、現在は隊長を務めている。

ルシオラとその隊が警備当番だったある夜、修道院は黒いシルクハットをかぶった「黒のファンタジア」と呼ばれる男の襲撃を受ける。部下がすべて焼死してしまったなか、ただひとり生き残ったルシオラは修道院長の命を受け、聖堂騎士団長で、凄腕の大剣使い「セドリック」と二人で黒のファンタジア討伐に赴く。

しかし、行く先々で二人の行く手をを阻むかのように次から次へと障害が発生。しかも、障害の規模は次第に大きくなってゆく。二人の追跡の果てにはどのような結末が待っているのだろうか……。

戦闘に重きが置かれ、武器や防具の強化と武器熟練度の向上が重要

戦闘は、ストーリーに関わるものはシンボルエンカウントで、また、そうでないものはランダムエンカウントで発生する。ランダムエンカウント率はやや高めだ。

戦闘に参加できるパーティメンバーは最大四名。メンバーがそれ以上いる場合は「並び替え」により、選択できるようになっている。

戦闘では「攻撃」「魔法」「特技」「防御」「アイテム」の各コマンドを使用することが可能。「攻撃」は、武器による通常攻撃。「魔法」では、MPを消費して各種魔法を使用できる。「特技」は、TPを消費して各自の特殊技能を発動する。戦闘中に「アナライズレンズ」という消費アイテムを使用すれば、敵の弱点属性や耐性ステート、攻撃力など、さまざまな情報を得ることができる。

キャラの育成は、戦闘での経験値稼ぎによるレベルアップや、店で購入したり、宝箱から入手したりした武器・防具による装備の強化といった一般的な方法のほか、

• 鍛冶屋に鉱石を渡して作ってもらえる「調整セット」による武器・防具のアップグレード
• 同種の武器を使い続けることで武器熟練度が向上して特技を覚えるシステム