2015年11月2日(月)
お金、金メダル、キラキラと輝[かがや]くアクセサリー、それとも・・・。高価な物、魅力[みりょく]的な物を想像したよね? その印象は昔も変わらず、黄金は何千年以上も前から人々を魅了[みりょう]し続けていて、その長い歴史の中で黄金にまつわる不思議な話や伝説もたくさん生まれたんだ。
いつまでも変わらず輝[かがや]き続ける黄金とその伝説。黄金をテーマにした作品を鑑賞[かんしょう]し、時空を超[こ]えて太古の人々と感動を分かち合える、そんな美術展「黄金伝説展〜古代地中海世界の秘宝〜」が上野公園にある国立西洋美術館で1月11日(月)まで開催[かいさい]されているよ!
『王様になるために金色のヒツジの毛皮を奪[うば]いとることになったイアソンは、アルゴーという船に乗って豊かな黄金があると言われている黒海地方を冒険[ぼうけん]することに。冒険の最中に魔法[まほう]を使う王女メディアと出会い、彼女[かのじょ]の力を借りて、イアソンは怪物[かいぶつ]たちを退治したり様々な困難[こんなん]を乗り越[こ]えたりします。最後には金色のヒツジの毛皮をうばい取って自分の国に帰りました。』
実際に黒海のお墓から黄金でできたアクセサリーがたくさん見つかったんだ。もしかしたらこの伝説は本当にあった出来事だったのかも・・・? イアソンの冒険を描[えが]いた絵は他にも展示[てんじ]されているよ。観てみてネ!
『金銀財宝[ざいほう]の大好きなミダス王は「自分が触[ふ]れるもの全てが黄金に変わる力」を手に入れます。しかし食べ物までも黄金に変わってしまうため空腹[くうふく]に苦しむミダス王は元の体に戻[もど]すことに。神様の教え通りにパクトロス川で体を洗[あら]うと無事に力はなくなり、それ以来この川では砂金[さきん]が取れるようになりました』
ミダス王はお腹[なか]がすいて苦しんだからだけじゃなくて、お金よりも大切なものがあることにも気づいて、体を元に戻したくなったんだって。ミダス王が気づいた、お金よりも大切なものって何のことなのかな? 君も考えてみよう!
ここで紹介[しょうかい]した黄金伝説はほんのごく一部で、実際に昔の王様たちが使っていた金のアクセサリーや、世界最古の金製品などにも出会えるんだ。今回はこの美術展のチケットを10組20名にプレゼントしちゃうよ! みんなどしどし応募[おうぼ]してね!
*プレゼントの応募は終了いたしました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!
また小・中学生のみんなには、美術館で『ジュニアパスポート』がもらえるよ!
みんなで展覧会を楽しみながら、謎[なぞ]ときの旅をしよう!
黄金伝説展 |
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会期[かいき] | 2015年10月16日(金)〜2016年1月11日(月・祝) 午前9時30分〜午後5時30分(金曜日は午後8時まで) ※入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日 (ただし、11月2日、11月23日、1月4日、1月11日は開館)11月24日、12月28日〜1月1日 |
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会場 | 東京・上野 国立西洋美術館 |
黄金伝説展
〜古代地中海世界の秘宝
紀元前14世紀後半―紀元前13世紀初頭
金
ブルガリア、ヴァルチトラン出土
ソフィア国立考古学研究所・博物館
Photograph: National Institute of Archaeology with Museum – Sofia, Bulgaria