わたしたちは、本当に美味しい鮮度の高い魚を、生産者からお客様へ、最短・最速でお届けすることができます。強みは、お客様と直接向かい合うことのできる「飲食店」を持っているということ。そして全国の漁師をはじめとした生産者と直接向き合える場面ももっているということ。わたしたちは、お客様と生産者をつなぐ、新たなプラットフォームを構築すべく、水産事業における6次産業化を目指し船出しました。
2020年9月に静岡県沼津において、最古の歴史をもつ「沼津我入道漁業協同組合」と業務提携を行い水産事業を立ち上げ、同年12月には同漁協の組合員となりました。
また、2021年11月 浜松市中央卸売市場にある仲卸の「株式会社SANKO海商」が、翌年7月 東京都中央卸売市場(豊洲市場)に7社しかない大卸「綜合食品株式会社」がそれぞれグループに加わり、水産事業におけるサプライチェーンの構築が一足飛びに進みました。
これにより、全国の魚市場のみならず全国の生産者から直接仕入れが可能になったほか、一大消費地市場である豊洲市場の機能を通じて、400社を超える仲卸や200社を超える売買参加者、その他外食・小売事業者への販路拡大の足掛かりができました。
こうしたサプライチェーンによる流通強化と同時に、飲食事業で蓄積した商品開発力をかけ合わせ、地元の鮮魚や加工品等の付加価値を高め、産地活性化に努めてまいります。
鮮魚を求め、市場から直接漁港へ。そこで出会った仲買人、漁師の方々。当社にできることはなにか?その問いかけから、水産6次産業化への挑戦が始まります。
富士山を望む駿河湾の豊かな漁場。
静岡・沼津漁港で漁師魂を乗せ長年漁に出てきた「辨天丸」
その魂と船を当社が受け継ぐことになりました。
首都圏に程近い沼津、浜松を拠点に急ピッチに進めているインフラ整備と人材育成。人は財産。豊かな漁場の魚を飲食店に、家庭に、そしてマーケットに豊かな人財がお届けします。
まずは直営店を生かした6次化への第一歩。「魚屋と酒場の併設型店舗」の新業態「アカマル屋鮮魚店」が店舗を着実に増やしています。飲食だけでなく販売にも対応しております。
浜松市中央卸売市場の仲卸で、40有余年の歴史がある「株式会社海商」の事業を一部分割承継し、2021年11月1日付で新たに「株式会社SANKO海商」が誕生しました。
「SANKO海商」には豊富なマグロの知識をもつ目利きが勢ぞろい。グループで良質マグロの直接が可能になり、当社既存店舗のみならず、他の外食事業者及び小売事業者への販路拡大の足がかりに。
仕入から分荷・配送までの一貫したシステムを構築。とりわけ自社加工場でのまぐろの付加価値化には定評があり、多くのお客様にお取り扱いいただいています。
実績を積み重ねてきたキャリア世代と、それを受け継ぐ若い世代の融合。笑顔と活気が溢れる職場は、今までの水産業のイメージを払拭。水産DX化により全く新しい事業展開を目指します。
豊洲市場に7社しかない大卸(いわゆる「荷受」)の全株式を取得し、2022年7月に子会社化。全国の産地から首都圏への販路が大きく拡大しました。
豊洲市場の集荷機能が加わり、漁業生産者→流通→飲食・小売販売という他に類をみない水産プラットフォームを創り出しました。
産地と連携して、飲食店のもつノウハウで魅力ある商品開発の展開、地元加工会社と提携、水産事業に新しい流れと価値を生み出します。社会課題である産地活性化に取り組んでいます。
世界の生鮮魚介類の消費量は増加しているにも関わらず、海に囲まれた日本において、魚の消費量は年々減少しています。魚食文化の発展を促す、魅力ある商品を豊洲市場からお客様へ。
現在、日本の漁業は、「遠洋」「沖合」「沿岸」と
区域毎の設定がなされています。
わたしたちは、特に「沿岸」における取組みに注力してまいりました。
この区域は漁業従事者の高齢化と深刻な担い手不足が進行しています。
また、気候変動に伴う海潮流の変化等によって水産資源が減少し
漁業従事者の収入が不安定な状況に陥っています。
かかる状況の打開策・再生策として、沼津我入道漁業協同組合との
提携により"海に関心のある若者"を雇用し、兼業漁師を育成するため
指導にあたる"経験豊かな高齢者"との業務委託で
沿岸漁業の新しい方向性を示してまいります。
既にこの試みを開始している"沼津"から
こちらをモデルケースとして全国に発信してまいります。
並行して、マーケットの拡充を進めながら
全国の特産物ならびに水産物を飲食部門での活用しつつ
全社を挙げてお客様へお届けすることで
“価値ある食文化の提案”のさらなる浸透と発展に寄与してまいります。
ふるさと納税
返礼品発送・中間事業者としての調達
水産システム
セリ、受注、発送、伝票、決済までの一貫した包括システム
鮮魚の販売
他社様への卸売