高落差の水力発電所 - 水力ドットコム

本データは一般社団法人　電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。（一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より）

一般水力発電所

６２１．２０ｍ（一般水力で日本一）: 北陸電力　小口川第三発電所：富山県　常願寺川水系; 認可出力１４５００ｋＷ、横軸ペルトン水車; 以前は別置ポンプを使用した揚水式発電所
５９９．７０ｍ: 住友共同電力　東平発電所：愛媛県　国領川水系（二級水系）、吉野川水系; 認可出力２００００ｋＷ、立軸ペルトン水車
５７７．００ｍ（一般水力の水路式で日本一）: 北陸電力　尾添発電所：石川県　手取川水系; 認可出力３０９００ｋＷ、立軸ペルトン水車
５４５．５０ｍ: 関西電力　黒部川第四発電所：富山県　黒部川水系; 認可出力３３５０００ｋＷ、立軸６射ペルトン水車
５０１．８７ｍ（１号機）、５００．４４ｍ（２号機）: 東京電力　田代川第二発電所：山梨県　富士川水系、静岡県　大井川水系; 認可出力２１７００ｋＷ、横軸ペルトン水車; 当初は落差約９００ｍにて計画されるも水圧に耐えうる設備が無かったため分割
４８８．４０ｍ: 北陸電力　真川発電所：富山県　常願寺川水系; 認可出力３３６００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４８６．９２ｍ: 北陸電力　和田川第一発電所：富山県　常願寺川水系; 認可出力２７０００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４８５．３５ｍ: 中部電力　烏川第三発電所：長野県　信濃川水系; 認可出力１６４００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４７７．１７９ｍ: 三重県企業庁　宮川第三発電所：三重県　宮川水系; 認可出力１２０００ｋＷ、立軸４射ペルトン水車
４６０．１ｍ（一般水力のフランシス水車で日本一）: 電源開発　御母衣第二発電所：岐阜県　庄川水系; 認可出力５９２００ｋＷ、立軸フランシス水車
約４６０ｍ: 神岡鉱業　東漆山発電所：岐阜県　神通川水系
４５８．４２ｍ: 北陸電力　和田川第二発電所：富山県　常願寺川水系; 認可出力１２２０００ｋＷ、立軸ペルトン水車
４５７．２３ｍ: 日本軽金属　本栖発電所：山梨県　富士川水系; 認可出力１２３００ｋＷ、立軸ペルトン水車
４５３．７２ｍ: 東京電力　霞沢発電所：長野県　信濃川水系; 認可出力３９０００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４３８．００ｍ: 関西電力　伊奈川発電所：長野県　木曽川水系; 認可出力４０７００ｋＷ、立軸フランシス水車
４２３．９０ｍ: 中部電力　小坂川発電所：岐阜県　木曽川水系; 認可出力２１３００ｋＷ、立軸ペルトン水車
４２３．００ｍ: 北陸電力　朝日小川第一発電所：富山県　小川水系（二級水系）、黒部川水系; 認可出力４２８００ｋＷ、立軸フランシス水車
４２１．００ｍ: 九州電力　白水滝発電所：熊本県　球磨川水系; 認可出力４１００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４１８．１３ｍ: 神岡鉱業　割石発電所：岐阜県　神通川水系; 認可出力２０００ｋＷ
４１４．８８ｍ、４０９．５８ｍ: 東京電力　中津川第一発電所：新潟県　信濃川水系; 認可出力１２６０００ｋＷ、横軸ペルトン水車、立軸フランシス水車
４１１．００ｍ: 北陸電力　有峰第一発電所：富山県　常願寺川水系; 認可出力２６５０００ｋＷ、立軸フランシス水車
４０５．７０ｍ: 四国電力　東豊永発電所：高知県　吉野川水系; 認可出力６５００ｋＷ、横軸ペルトン水車
４０５．２０ｍ（一部、半揚水式）: 岩手県企業局　岩洞第一発電所：岩手県　北上川水系; 認可出力４１０００ｋＷ、立軸４射ペルトン水車
４０３．８０ｍ: 中国電力　柴木川第一発電所：広島県　太田川水系; 認可出力２４０００ｋＷ、横軸ペルトン水車

番外　現在廃止

５９７．１８ｍ: 住友共同電力　端出場発電所：愛媛県　国領川水系; 当時は東洋一の落差、現在廃止

番外　世界篇

１８８３ｍ（世界一、半揚水式）: グランドディクセンス株式会社（Grande Dixence SA）　ビュードロン（Bieudron）発電所：スイス; 最大出力１２６９０００ｋＷ、最大使用水量７５立方メートル毎秒、立軸ペルトン水車×３台; 豊水期に別河川よりポンプ専用機でグランド・ディクセンス（Grande Dixence）ダムへ揚水、; 発電後はそのまま放流
１７７３ｍ（半揚水式）: フェアブント株式会社（Verbund AG）　クロイツェック（Kreuzeck）発電所　ライセック（Reißeck）年周期運用系統：オーストリア; 最大出力６７５００ｋＷ、最大使用水量４．５立方メートル毎秒、横軸ペルトン水車×３台; 豊水期に別河川よりポンプ専用機で揚水、発電後はそのまま放流; ビュードロン発電所の運開前は落差世界一; （以前掲載していたコルブニッツ（Kolbnitz）は地名でした）

発電時の放水河川とは別河川から揚水の取水を行い、落差よりも明らかに揚程が小さいタイプを半揚水式と称しています（当サイトのみの区分）

揚水式水力発電所

７１４．００ｍ（日本一）: 東京電力　葛野川発電所：山梨県　相模川水系; 純揚水式、認可出力８０００００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×２台（完成時４台）
６７１．８０ｍ: 九州電力　小丸川発電所：宮崎県　小丸川水系; 純揚水式、認可出力１２０００００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×４台
６５３．００ｍ: 東京電力　神流川発電所：群馬県　利根川水系、長野県　信濃川水系; 純揚水式、認可出力２８２００００ｋＷ（完成時）、立軸フランシスポンプ水車×６台（完成時）
５２８．４０ｍ: 四国電力　本川発電所：高知県　吉野川水系; 純揚水式、認可出力６１５０００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×２台
５２４．００ｍ: 東京電力　今市発電所：栃木県　利根川水系; 純揚水式、認可出力１０５００００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×３台
５２０．００ｍ: 九州電力　天山発電所：佐賀県　六角川水系､松浦川水系; 純揚水式、認可出力６０００００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×２台
５１８．００ｍ: 東京電力　玉原発電所：群馬県　利根川水系; 純揚水式、認可出力１２０００００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×４台
５０５．００ｍ: 関西電力　奥吉野発電所：奈良県　新宮川水系; 純揚水式、認可出力１２０６０００ｋＷ、立軸フランシスポンプ水車×６台