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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:315489
(にえもんじま)
県指定名勝
昭和10年3月26日
鴨川市太海浜(個人)
鴨川市太海の海岸から50mほど離れた、海に浮かぶ島が仁右衛門島である。周囲は約4kmで、砂岩でできている。この島は、昔から代々平野仁右衛門氏が所有しており、代が変わっても「仁右衛門」という名を継いでいる。現在の仁右衛門氏は推定で38代目となる。
源頼朝や日蓮聖人の伝説がある風光明媚な場所として知られている。源頼朝が戦いに敗れて、安房へ逃れた際に、平野仁右衛門氏の祖先がこの島にかくまい、そのお礼として、頼朝からこの島を与えられたという伝説が残っている。
島内にはイソギク、ハマカンゾウなどの海浜植物も豊富で、住宅の奥庭には推定樹齢600年以上と言われる大ソテツもありる。
島主の住宅は、元禄16年(1702)の大津波で流失したが、現在の住宅はその時に残された木材を使って、翌年に建て直したものである。柱はツガ、天井はクワ、障子の腰板には神代スギが使われており、大ソテツや老松とともに古い家柄をしのばせている。
島主の家屋の玄関
庭園
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