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更新日:令和5(2023)年7月6日
ページ番号:315460
(もなのさといもまつり)
重要無形民俗文化財
平成17年2月21日
館山市茂名(茂名区)
館山市の茂名地区で、毎年2月に3日間かけて行われる祭礼行事である。各戸から集めた180個あまりの蒸かした里芋を、山のように盛り上げて、2つ1組の特殊な神饌を作ることから、里芋祭と呼ばれている。初日は供え物をこしらえる日で、当番宅で行われる。翌日の午前中には、これを籠に入れて担ぎ、区長や宮司、総代・当番らが列をなして氏神である十二所神社へと奉納する。その後は所定の神事があったのち、里芋の山は切りくずされ、餅や神札とともに各戸あて配分される。この芋を食べると風邪をひかない、子宝に恵まれるなどといわれている。昼ごろまでに祭りの儀式が終わると、当番宅では直会が行われ、この席上でトウワタシといって新当番への受け渡しの儀式がある。そして、最終日はオコモリといって、主婦たちを中心とした慰労の日となる。この祭りで使われる里芋はアカメ種(大吉)で、茂名の人々が代々栽培を受け継いできたものである。
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