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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314952
(もくぞうあみだにょらいざぞう)
県指定有形文化財(彫刻)
昭和62年2月27日
印旛郡酒々井町上岩橋1664(長福寺)
像高は68.5cm。穏やかで円満な表情、なだらかな曲面による胴部、低く平らな両脚部、薄く緩やかに起伏する衣文の表現など、平安時代後期のいわゆる定朝様式の作風を伝える木像である。ヒノキ材による割矧造で、これは当時よく使われていた材質・技法である。
しかし、体の中心部は幅が31.0cmとかなり細く、これに多くの補材を組み合わせて仕上げてある点など、経済性を考慮した手慣れた手法であるといえよう。頬の強く張った丸顔や、奥行の深い体部などに、次の時代の新しい傾向も見られることから、12世紀後半の制作と推定されている。
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