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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314877
(しほんちゃくしょくちばみょうけんだいえんぎえまき)
県指定有形文化財(絵画)
平成6年2月22日
千葉市若葉区大宮町3869(栄福寺)・千葉市立郷土博物館保管
この絵巻が伝わった栄福寺は千葉氏ゆかりの寺院である。中世に房総各地に威勢を誇っていた千葉氏は、妙見菩薩を篤く信仰していた。県内には、その崇敬ぶりをうかがわせる妙見菩薩像がいくつか残されているが、絵巻ではこれが唯一の資料である。
この絵巻は、千葉氏一族が守護神とした妙見菩薩との出会いから、幾多の戦いに妙見の霊験で勝利したこと、そして千葉氏の居城内への遷座といった、妙見に対する信仰の由来を、余白を多く用いて人物や建物を淡泊に表現する画法の絵と詞書で記述した、全4巻の総長約32mにおよぶ大作である。
絵巻の奥書から、享禄元年(1528)に本庄伊豆守胤村が詞書を作らせ、その後天文19年(1550)に詞書と絵を合せて上・下二巻の絵巻として作り直し、延宝6年(1678)板倉筑後守重直が補修をおこなっていることや、詞書はそれまでのものを用いて、絵は狩野探幽の門弟片山三清守長に描かせたものであることなどがわかる。
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