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更新日:令和5(2023)年4月17日
ページ番号:314891
(こてはしかいづか)
国指定史跡
昭和56年12月9日
千葉市花見川区さつきが丘1-18
犢橋貝塚は、東関東自動車道宮野木ジャンクション近くの、標高約26mの台地上に位置する馬蹄形貝塚である。台地は全体として舌状に張り出した形をしているが、貝塚は台地の先端部ではなく、張り出した付け根の部分に位置している。貝塚の規模は東西約200m、南北約160mで、北東側と南西側の一部は貝層がとぎれている。いわゆる馬蹄形貝塚に分類されるが、この貝塚は厳密にいうと向かい合う2つの弧状の貝塚からなっている。
東京に近いことから、明治時代から「遠足会」とよんだ遺物採集会が考古学者によって行われているが、本格的な発掘調査は昭和26年(1951)、31年(1956)、39年(1964)の3回にわたり明治大学、東京学芸大学や千葉大学によって行われ、縄文時代後期、晩期の貝塚であることが明らかとなった。
貝層を構成する貝はハマグリを主体にアサリ、オキシジミ、キサゴなどの鹹水(かんすい)産貝類で、獣骨はシカが最も多く、サル、タヌキなども出土し、イヌの埋葬骨も発見されている。
現在、さつきが丘団地内の緑地公園として保存され、市民のいこいの場となっている。
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