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更新日:令和2(2020)年5月23日
ページ番号:314937
(ほけきょうじしそくもん)
重要文化財(建造物)
大正5年5月24日
市川市中山2-10-1(法華経寺)
法華経寺四足門は、もともとは鎌倉の愛染堂にあったものを法華経寺に移築したと伝えられ、一時期は山門として使われていた。
四脚門ともよばれ正面1間、屋根は切妻造で柿葺とし、柱は2本の円柱の本柱を太く、4本の円柱の控柱は少し細くして用いるなど軽快な姿を求めた工夫が見られる。礎盤の上に円柱をたて上下先端は急に細く丸めた粽の形態で、柱の上部先端に組物をおいて軒桁を受けている。中央本柱間に両開きの扉をつけ、本柱の上部から控柱へ海老虹梁という、湾曲した梁を架けるなど、唐様の意匠が見られ、懸魚や桁隠の絵様彫刻には室町時代の特徴が見られる、全体的に繊細で優美な姿の門である。
建立年代については、文永年間(1264~1275)と伝えられているが、記録はなく、様式上から室町時代と考えられている。
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