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ホーム > 県政情報・統計 > 県のご案内 > 地域情報 > 地域振興事務所 > 長生地域振興事務所 > 所管事業-長生地域振興事務所 > 地域づくり推進事業 > 九十九里地域のポテンシャルや地域資源を有効活用した観光振興施策検討業務 | 地域づくり推進事業
更新日:令和6(2024)年4月24日
ページ番号:659406
千葉県東部に位置する九十九里浜近隣の市町村(銚子市、旭市、匝瑳市、東金市、山武市、大網白里市、九十九里町、芝山町、横芝光町、茂原市、一宮町、睦沢町、長生村、白子町、長柄町及び長南町。(以下、「九十九里地域」という。))は、圏央道等からなる広域的な幹線道路ネットワークの整備進展や隣接している成田空港のさらなる機能強化により、ポテンシャルが高まってきていることから、その効果を観光産業に取り込むとともに、地域資源を有効活用した各種産業の連携による地域振興を図ることが期待されています。
九十九里地域市町村連携チーム(海匝・山武・長生地域振興事務所及び管内市町村)においては、広域連携によるスケールメリット及び九十九里地域のポテンシャルや地域資源等を有効活用することにより、九十九里地域のブランド化を見据えた交流人口や観光消費額の増加等に繋がる観光振興施策の検討を進めています。
令和5年度は、公募型プロポーザル方式により事業者(株式会社JTB千葉支店)を選定し、観光に関する実態把握などの調査・分析等や、ワークショップを実施し観光プランを作成するとともに、観光振興施策について有効で具体的な提言を取りまとめましたので、その結果を公表します。
1 観光客の実態調査・分析
2 課題等の把握・整理
3 先進事例研究
4 九十九里地域のポテンシャルや地域資源を活かした観光振興施策提言等
「4 九十九里地域のポテンシャルや地域資源を活かした観光振興施策提言等」の1つとして、九十九里地域の多様な地域の担い手に御参加いただき、グループに分かれてのワークショップを実施しました。
(1) 実施日 令和5年12月8日(金曜日)及び令和6年2月6日(火曜日)
(2) 参加者 管内市町村、地域事業者、大学生等
(3) 内 容 観光・交流の視点から九十九里地域の観光コンテンツを考える
リピーターが9割以上を占めるが、「銚子市」、「九十九里町」以外の構成市町村の認知・来訪経験、および、資源の認知は低い状況。旅行目的も限定的であり、九十九里地域が面として親しまれていないことがうかがえる。
「体験(レジャー・アクティビティ等)」、「土産物・物産物」、「九十九里地域での移動」の満足度が低く、体験型コンテンツや滞在プランの造成、それに合わせた、二次交通(特に自家用車利用の少ない若年層)の整備が求められる。
海、各種アクティビティ、食等、九十九里の地域資源をつなぎ合わせ、コンテンツ造成=過ごし方提案を行う際には、ウェルネス・ツーリズム、ヘルス・ツーリズムの考え方が参考になる。コロナ禍を経て旅行者における健康に関する関心が高まっており、高付加価値なコンテンツ提供が可能。
事例:千葉県南房総市観光協会 癒しの森セラピーウォーキングなど
その地域の食材を楽しみたい、その地域の文化を楽しみたいという旅行者が増加しており、「ガストロノミーツーリズム」というワードも定着してきた。各自治体のみの食材ではなく、九十九里の食材をストーリーとともに提供するフード・ツーリズムは九十九里のブランディングを考える上でも重要なテーマになる。
事例:沖縄県琉球ガストロノミー〈美ら餐〉など
アクティビティへの参加を手段として地域をより深く楽しみながら地域の人々と双方向で自然と文化を知ることを目的とするアドベンチャーツーリズムにおける、地域の「ストーリーづくり」等の考え方も九十九里において参考となる。
事例:山梨県エコロジック 富士山の里山文化体験マウンテンバイクエコツアー
コロナ禍において、新しい交流スタイルとして提示されたワーケーションは、千葉県においても様々な地域で取り組みが始まり、九十九里では銚子市においてワーケーション推進協議会が立ち上げられた他、宿泊施設など施設単位での受け入れの取り組みが見られます。ワーケーションは従来型観光と異なり、来訪者との交流の仕掛けを用意することで、地域内に様々な創発を生み出す交流スタイルで、関係人口づくりの取り組みであり、九十九里地域の地域資源の活用、プライス・ブランディングの検討において参考になる。
事例:和歌山県「津和野ガルテン」など
構成市町村をつなぐ「九十九里」としての魅力を編集していく必要がある。
コンテンツを通して地域のどのような魅力を伝えたいのか等を検討していく必要がある。
旅行会社等との連携による販売体制づくり等、販売までを想定した体制づくり、仕組み作りが必要となる。
旅行者だけではなく、地域住民に対して地域の魅力を共有していく継続的な取り組みが必要となる。
1 観光コンテンツの商品化に向け、販売主体となる事業者等とともに、内容の磨き上げやモニターツアーの実施等が必要である。また、継続的に観光コンテンツの商品化が可能な基盤づくりを行うことが必要である。
2 各地域で展開されている観光振興における取り組み等の情報発信や造成した観光コンテンツの販売等を行う集約型サイトの構築が必要である。
3 九十九里地域としての観光振興、地域ブランディングの推進においては、取り組みの中心となる推進主体の立ち上げが必要である。
九十九里地域の地域資源を有効活用した観光振興施策検討業務事業報告書(一部抜粋)
(オープンデータ等の分析結果)
(来訪者調査の分析結果)
(観光・交流における九十九里の課題)
(ポストコロナにおける観光の潮流)
(九十九里のポテンシャル 今後の観光振興の考え方)
(ワークショップ結果から見たコンテンツ造成・プロモーションにおける課題及び、今後の展開)
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