本文へスキップします

イベント・活動

令和6年度|ボランティア通信

がんセンターでは、患者さんのお世話の他、楽しいイベントなどのボランティア活動を行い、患者さんとの心の交流を大切にしています。患者さんやご家族に、ボランティアとのふれあいにより、社会とのつながりを感じていただき、患者さんの生きる希望や力になるようにサポートしています。

令和6年度

ボランティア通信 86

七夕間近の7月4日、C棟談話室にて藤里先生とピアノボランティア高橋さんによるギター&ピアノのコラボ演奏会が催されました。

演奏会が始まる2時には車椅子やベットの上の患者さんで談話室はいっぱいになりました。七夕にちなみ “星に願いを” “見上げてごらん夜の星を” “七夕さま”などが演奏され、また“なだそうそう”や“少年時代”では藤里先生の美声が談話室に響き渡りました。

「これは無料で聴けるのかい?」との患者さんの声。

そして後半にはリクエストに答えて高橋さんがピアノ演奏をしてくれて、喜ぶ患者さんの笑顔が見られました。

素敵な演奏と歌声に患者さんたち、スタッフ一同は大満足、心地良いひと時を過ごすことができました。患者さんの移動ではC棟スタッフにお世話になりありがとうございました。

7月12日、大会議室にてボランティア講座が開催されました。およそ1年ぶりの講座にはボランティアの方々21名が参加してくれました。

石橋副看護局長の司会で始まり、はじめに加藤病院長によるご自分の経歴やがんセンターの紹介、そしてボランティアのプロになってほしい、安らぎのある環境支援(季節感を大事にする)に協力してほしい、とのお話がありました。

続いて鈴木看護局長によるさまざまな医療について、そして最期をどのように過ごしたいかを考えるリビングウィルについてのお話もしていただきました。

その後3名の理学療法士の方々による車椅子についての講義、続いて3階リハビリ室にて実技を兼ねた操作方法の注意点などを細かく教えていただきました。

加藤センター長、そして鈴木看護局長の講話では、ガンセンターの役割を再認識したと同時に参加者からは「大変ためになった」、「心のケアも大切なことがわかった」、「最後まで自分らしく生きることを自分も考えたい」などの感想があり、それに伴い勉強会をもっと開いてほしいとの要望も多数みられました。

車椅子の実技体験では「何回か勉強はしているがとてもためになった」「これからもっと勉強したい」「ガンセンターで役立てたい」などの感想。

今後もボランティアの皆さんの声をもとにできる限り講座や勉強会を開催してさまざまなことの理解を一層深め、ガンセンターでのボランティアに役立てていけたらと思っています。