一般社団法人 日本小児リウマチ学会

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ACTIVITIES学会活動

日本小児リウマチ学会若手基礎研究助成について

日本小児リウマチ学会では,2021年度から若手小児リウマチ医の基礎医学研究を支援する助成事業を開始いたしました.小児リウマチ学の発展のためには,臨床研究のみならず基礎研究も重要です.次代を担う若手医師の積極的な応募を歓迎いたします.

令和6年3月吉日
学術研究委員会委員長 金城 紀子



2024年度募集要項

  1. 助成対象課題
    1. 小児リウマチ性疾患の病因、病態,診断,治療、予防等に関する基礎研究であること
    2. 疫学調査研究・治療介入研究(自主臨床試験など)は対象としない.ただし,介入研究参加患者の検体を用いた研究は対象とする.
    3. 新規性,独創性があり,かつ実行可能な研究であること
    4. 「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年3月),「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本方針」などの関連する倫理指針を遵守すること
    5. 原則3年以内に一定の成果が見込める研究であること
  2. 応募資格
    1. 日本小児リウマチ学会会員であること
    2. 応募締め切りの時点で2024年度までの年会費の未納がないこと(PRAJの2024年の会計年度は2023年9月1日~2024年8月31日)
    3. 2024年の4月1日に50歳未満であること
    4. これまでに本助成金の獲得歴がないこと
    5. 前年度に同一施設が本助成金を獲得していないこと
    6. 当該年度(2024年4月1日~2025年3月31日)に大学院に在籍していないこと
    7. 2023年3月末までに後期研修を終了していること
  3. 施設内応募件数
    1. 1施設からの応募は各年度1件とする
  4. 助成の種類および金額
    1. 1件 50万円(直接経費として)とし,1件以内とする.
  5. 助成金の使途
    1. 日本国内での研究実施に必要な費用とする
    2. 備品費や人件費(謝金など)の使用も認めるが,全体に占める割合は妥当な範囲とする
    3. 人件費に充てる場合は,税務上の手続きを適正に行うこと
    4. 助成金の不正使用が認められた場合には,その事実を公表し,当該施設からの本助成金への応募を1年(またはそれ以上)禁止する
  6. 応募方法等
    1. 所定の用紙に記入し、学会事務局に送付する。
    2. 申請用紙は、学会ホームページよりダウンロードして使用する
    3. 募集期間:2024年3月25日から4月30日(当日の消印まで有効)
    4. 選考方法:学術委員会で審査し,(応募課題にCOIのある審査員は、その課題の審査は行わない)理事会の承認を得る
  7. 報告の義務
    1. 1年ごとに進捗状況および研究費使用状況を所定の用紙で学会事務局に報告する
    2. 3年目終了後の翌年度までのいずれかの日本小児リウマチ学会学術集会で,研究の概要を報告する(2024年度の助成金獲得者は2027年度の学術集会まで)
  8. 学会ホームページへの掲載
    1. 助成金獲得者の氏名,所属,研究題目を学会ホームページに掲載する.申請をもって,ホームページへの掲載を承諾したものとみなす.
  9. 申請書提出先
    1. 申請書をダウンロードし,下記学会事務局まで追跡可能な方法で送付する(レターパック、書留など).同時に、PDF化して日本小児リウマチ学会事務局迷惑メール防止のためアドレスは画像です。までメールで送る(メールの送付日でなく,郵便の消印を優先する)。
    1. 日本小児リウマチ学会事務局
      〒150-0022
      東京都渋谷区恵比寿南1-1-1合同会社iCON内
      TEL:03-4400-9864 E-mail:迷惑メール防止のためアドレスは画像です。
      *封筒あるいは送付状に「若手基礎研究助成金応募用紙在中」と記載すること


過去の若手基礎研究助成対象


2024年度

  • 抗ds-DNA抗体産生B細胞のみを標的とした新規リガンド型CAR-T細胞療法の開発
    丸山悠太 信州大学医学部小児医学教室

2023年度

  • A20ハプロ不全症の疾患モデルマウスを用いた治療薬探索と分子病態解明
    門脇紗織 岐阜大学大学院医学系研究科小児科

2022年度

  • プロテオーム解析による慢性再発性多発性骨髄炎の病態解明およびバイオマーカー探索
    川田潤一 名古屋大学大学院医学系研究科 小児科学
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)におけるB細胞を標的としたキメラ抗原受容体発現T細胞療法の開発
    久保裕 京都府立医科大学大学院医学研究科小児科

2021年度

  • 共培養アッセイに基づくADA2欠損症病態解析と新規治療薬探索
    仁平寛士 京都大学大学院医学研究科発達小児科学分野
  • 乾燥濾紙を用いた唾液プロテオミクスによる小児シェーグレン症候群のバイオマーカー探索
    佐藤裕範 かずさDNA研究所・千葉大学大学院医学研究院小児病態学