口蹄疫。
2010年4月に発生が確認されて以降、宮崎で感染拡大。
約29万頭の家畜が殺処分され、8月27日に終息宣言。
苦しみ、悲しみ、悔しさ、そして怒り...。
宮崎の皆さん全員の心を痛めた口蹄疫。
そのニュースを聞いて、僕らにも少しでもお役に立てることはないか?と考え
宮崎出身の小渕健太郎くんと今井美樹に相談し、コブクロの黒田くんにも賛同いただき、
各事務所、及びレコード会社、メディアの皆さんの真摯な御協力により
『太陽のメロディー』は生まれました。
そして全国のたくさんの皆さんにこの曲を購入していただきました。
御礼申す立場ではないものの、皆さんの暖かい気持ちがなんと嬉しかったことか。
本当にありがとうございます。
この『太陽のメロディー』は我々をまた、音楽家としての原点に立ち返らせてくれました。
誰かの為に、真心を込めて「音楽」を歌い奏でる。
当たり前のことですが、一番難しいことでもあるのです。
宮崎への溢れるような愛情から生まれたこの曲を今、
宮崎の皆さんが大切に育んでくれています。
『コブクロ/スタジアム・ライブ2010 in 宮崎』にゲストとして参加させてもらいました。
そして皆さんと一緒に『太陽のメロディー』を歌いました。
これぞ宮崎の空!と呼ぶべき果てしない青空。
そこには宮崎の太陽がありました。
そして客席は太陽のような笑顔で溢れていました。
みんなが『太陽のメロディー』を歌っている。
我々はうれし涙が止まりませんでした。
この曲を作って良かった!
音楽の力を信じて良かった!
口蹄疫の残した爪痕は計り知れないものです。
これから何年かかっても消えない傷跡も残したはずです。
忘れてしまいたいこともあれば、忘れてはいけないこともある。
しかし宮崎にはまた太陽が昇った。
我々は『太陽のメロディー』を心で口ずさむたび、2010年のことを思い出すでしょう。
涙が河となり、河は虹となり、虹は絆となり、絆が明日を作り、明日は太陽になった。
宮崎の皆さん、いつまでもこの太陽を忘れずに
日本一眩しい笑顔で、我々に微笑んでください。
宮崎、最高!!!