日本4-2パラグアイ
国際親善試合 オーストリア・インスブルック[2018/0612]
元セレッソ大阪コンビの絆が勝利を呼び込んだ。2得点とも08~10年まで約2年同僚だった香川からのパス。
レビークルピ監督(現G大阪監督)の下で、切磋琢磨(せっさたくま)してきた相棒だ。乾自身「一番影響を受けたのは真司」と話すほどだ。
5月17日、当時の所属先エイバルでの練習中、右太ももを打撲し緊急帰国した。W杯メンバー選考前、最後のアピールの場となる同30日ガーナ戦の出場は不可能だった。
代表23人枠からの落選の可能性も十分あった。だが生き残った。「今日のゴールでほっとした。試合に入れたのが良かった。本大会にいい形で入れるのは確か」。
この試合の2発でコロンビア戦に先発出場する可能性も出てきた。必死にリハビリと練習を続け、立場は天と地の差ほど激変した。
春にバルセロナとの公式戦で日本人初ゴールとなる2発をカンプノウで記録するなど、乾が波に乗れば大舞台で1試合2発を決めている。
「本大会でラッキーボーイになれるかは分からない。でも、コロンビア戦に照準を合わせたい」。滋賀・野洲高時代に培ったドリブルや得点能力は世界に通じるはず。30歳のエース候補が夢の舞台に立つ準備は整った。
[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/soccer/russia2018/news/201806130000033.html?Page=2
転機はスパイク交換
転機はハーフタイムに訪れた。ドリブル、シュートミスを繰り返した前半。ロッカールームに戻ると、西野監督から「スパイクに(悪い)何か入っているんじゃないか」と言われた。
「気持ちをうまく切り替えなきゃいけない時がある。自分を責めるよりも、今はスパイクのせいにして、(反省は)試合後でいい」。
履き替えた方は、軟らかい欧州のピッチでは向かないスパイクだったが、見違えるようにボールが足につき、ネットを揺らした。
[via:スポーツ報知]
http://www.hochi.co.jp/soccer/worldcup/CO034053/20180613-OHT1T50055.html
化学変化もたらした乾&香川
まさに崖っぷちに追い込まれたチームを救い出したのが、2列目の左に入った乾貴士(ベティス)とトップ下に陣取った香川真司(ドルトムント)の好連携だった。
後半立ち上がりの51分、昌子源(鹿島アントラーズ)がボールを持ち上がり、中央に位置した香川に縦パスを送った瞬間、ロシア大会最軽量アタッカー・乾は迷うことなく抜け出した。
パスを受け、自らドリブルで突き進み、ペナルティエリア少し手前の位置から右足を一閃。値千金の西野ジャパン初ゴールを奪うことに成功した。
この12分後にも、背番号14は再び香川との連携から追加点を叩き出す。右サイドを抜け出した武藤嘉紀(マインツ)の折り返しを背番号10が流し、中央に侵入してきた乾が右足シュート。見事にネットを揺らしたのだ。
最終的なスコアは4-2となったが、この逆転弾がなかったら、日本は喉から手が出るほどほしかった白星を手に入れられなかっただろう。それだけ香川と乾がやってのけた仕事には大きな価値があった。
生かし生かされる2人
「真司とはセレッソでずっとやっていた選手なのですごくやりやすいし、2人で絡んで得点までつなげられたのはすごく良かった。前半も自分に預けてその後、真司が回ったりとかいろいろなパターンがあったし、そういうのをもっと増やしていければ崩せるんじゃないかという手応えはありました」
と乾が前向きに言えば、香川も
「乾とは本当に長年やってる分、プレースタイルをよく知っているし、チームの一つの武器になることを今日証明できたと思う。監督が変わって攻撃のベースがない中で、(乾との連携で)一つのベースを作り出していきたいと思ってました」
と自信を覗かせる。息の合った2人のユニットが、停滞しがちだった日本の攻撃を活性化したのは間違いない。彼らがロシアW杯を戦うチームの希望の光になったことは確かだろう。
[via:サッカーキング]
https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20180613/775118.html
でも相手は「2軍」レベル
スイス戦に比べたら、岡崎以外はよく見えた。それは相手、ワールドカップに出るスイスの主力と、出ないパラグアイの「2軍」とのレベルの違いだ。
西野監督初勝利だが、この相手ならハリルホジッチ前監督でも勝てた。まさかこれがコロンビア対策ではあるまい。
この日のプレーが先発の座につながるかは疑問だ。スイス戦の先発が基盤で、酒井宏のコンディションが戻れば右サイドバックに入るだろう。
乾がコロンビア相手にこの日と同じプレーはできないだろうが、宇佐美と入れ替わる可能性はある。
あと本田と香川の選択をどう考えるかだ。香川はよく動いたが、最後に決めた以外は決定的な場面を外していた。
[via:セルジオ越後]
https://www.nikkansports.com/soccer/column/sergio/news/201806130000103.html
本田に唯一残された生きる道は
<予想スタメン トップ下>
【レギュラー】香川真司
【サブ】本田圭佑、柴崎岳
本田の控えに甘んじてきた香川だったが、パラグアイ戦で躍動。ここ数年、代表では見せたことのないキレだった。香川は守備が下手な選手ではない。ハイプレスではむしろ効果的で、周りの選手と連動し、機能していた。
攻撃でもスペースを見つけて入っていく動きは秀逸。岡崎とのコンビネーションがいいからか、どんどんと前に入っていっていた。
本田は厳しい。ゆったりとした動きはクラシカルな司令塔タイプで、現代フットボールでは通用しない。ボールを持ちがるが、動きが鈍く狭い局面を打開できない。本田はトップ下では難しい。スピーディーな攻撃をするためには香川しかないだろう。
オプションとして柴崎のトップ下起用もなくはない。香川の復活でその線は消えつつあるが、本田よりはいいのではないか。
<予想スタメン 1トップ>
【レギュラー】岡崎慎司
【サブ】大迫勇也、武藤嘉紀、本田圭佑
西野監督は難しい判断を迫られる。普通に考えれば大迫だが、トップ下に香川を置くと、コンビネーションを考えれば1トップは岡崎だ。
香川が前に出るスペースを岡崎は邪魔しない。一方、大迫はどっしりと構えるタイプのため、連係面で不安が残る。香川のパフォーマンスを考えると、岡崎になるのではないか。
武藤は2トップでチャンスがありそうだ。パラグアイ戦でも時間限定で2トップを試した。単純なサブというよりは、変化を加えるためのジョーカーとしての武藤だ。
トップ下で不合格の本田は、1トップにしか生きる道はない。0トップのような形で本田がひたすらタメを作り、2列目以降の選手が追い越していく動きをする。
特殊戦術として持っておいても良いと思うが、逆に言えばそれくらいしか使いどころがない。
[via:フットボールチャンネル]
https://www.footballchannel.jp/2018/06/13/post274260/5/
https://www.youtube.com/watch?v=cmpBXjAbj1Q
ネットの反応
・久しぶりに面白い試合だったわ
・乾香川のコンビいいよ
・香川ー乾の2点目良かったな 美しかった
・南米相手に2点差で勝ったのって初めてじゃね?
・点を獲るのが大事だったから、ミッションクリアや!
取り敢えず沈んだ気持ちで本番入るのだけは避けたかったしなw
・乾はコンディション良さそうだな
・香川は簡単なゴ-ルを外して難しいゴールを決めた
・プレッシャーのない試合だと活躍して本番で消える いつもの香川
・とりあえず本田より香川のがまだいいわ 少なくとも走ってくれる
前4人は今日の4人でお願いします
・パラグアイの守備陣は流しモードだったけどな
・本田さえいなければ希望が持てる。
・普通にハリルのサッカーやってたな
>相当縦の速さ意識してた感じだからな、今回は
・ここに中島や堂安のオプションがあったら乾の交代枠とかで使えたのに
・スポンサー枠がないといい試合するな
・本田・川島は確定枠で今日はお試しでしょ?
・本田の今日のポジショニングは最高だったな。
>マジでベンチ釘付けにして欲しいw
・酒井宏樹が普通にできるのが確認できたのが大きい
・香川がゴールした時にわざとカメラが本田の顔を映しにいくのワロタ
・やべぇ、これは楽しい試合だった
・豪徳が中々に良くて戸惑うw
・香川は好守にかなり頑張ってたんじゃないの
・岡崎も守備頑張ってたよ
・前線の連動したチェイシングが素晴らしかったな
・前からのプレスが重要って事は確実
・守備大事だな 守備から攻撃始まってた
・香川と岡崎の連動プレスはよかったけど連戦ではきつそうだし他の選手もアレできないもんかね
・まあ本番でこんなプレスゆるゆるなんて有り得ないけどな。
・本田、お前に居場所はない。いい加減気づけ
・本田叩いてる人多いけど、むしろ宇佐美や長谷部の方がかなり厳しい立場になったように思うが
・最後の調整として弱い相手を選んだのは賢かったな
・この3戦を終えて西野監督が下す決断は興味深いな
・香川の向こう側にいるのはジダンか?
南アフリカ前の中村俊輔と被り過ぎ
相手のレベルが低すぎ。