KAGEROU
同社はその傘下にあり、退任社長はホールデイングスの副社長もつとめていた。退任社長は、非常勤の相談役になった
退任社長は、「KAGEROU」を社会現象にまでした仕掛け人。それが、なぜ更迭されたのか。
「事実上のトップであるS氏が持ち株制を敷いたのは7年10月。その際、3年半以内に後継者を決め、自分のポストを譲る、と公表していた。退任社長はお眼鏡にかなわなかったことになる
今回の人事には、どうしても「KAGEROU」との関連が取りざたされてしまう。本当に世間で喧伝されたほど売れたのか、という疑問がわく。「初版では、誤植訂正シールが貼られ問題になった。これも多少は関係しているようです。刷り部数は100万部までいきました。しかし、後はすごいスピードで売れたが、今年になってからは売れ行きが鈍くなり、在庫の処理に困っていた書店も多かった。
書店責任販売制という条件ながら、返本も予想以上にあったらしい。今回の退任組は、厳しいS社長から責任をとらされたのでは、と囁かれています」(関係者)
[週刊実話]
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