俳優の平幹二朗さんの通夜を取材中、その場を仕切っていたテレビ局のディレクターが、奇妙なことを言い出した。
「(元妻の)佐久間良子さんは囲み取材に応じてくれますかね」
それを聞いた周囲はあ然。「だってそうでしょう。応じてもらえるように交渉するのがメディアの役割。CM発表会などに来ているわけじゃないんですから」とスポーツ紙の記者はあきれ顔だ。
この件に限らず、最近、劣化する芸能メディアの姿を各所で耳にすることが増えた。「少し前、竹野内豊の映画の記者会見で、最前列のウェブ媒体の女性記者は『やばいやばい、まともでいられるかな』って大はしゃぎでした」(スチールカメラマン)
芸能記者にも好きな俳優やタレントはいる。とはいえ「昔の記者は興奮することはなかった。それを押し殺すのがプロ」と前出のカメラマン。
劇場関係者はこんなことを漏らしていた。
「男性アイドルの取材日を設定しました。ある媒体の女性記者は取材終了後、いきなり彼のCDを取りだし、『サインしてください』って。その場のすべての人があっけにとられましたね」
スポーツ紙の芸能記者といった歴史ある媒体の記者は、きちんとした記者教育がなされている。
「芸能記者になりたての頃、先輩記者に伝えられたのは、サインをお願いしたり、一緒に写真を撮ってもらったり、握手してもらったりしてはダメだと。理由を聞くと利益供与に当たるからと言われました」(紙媒体芸能記者)
芸能イベントの現場にいるメディアはかつて、テレビ番組のディレクター、スポーツ紙や週刊誌、エンタメ専門誌の記者らだった。そこに近年、大量のネット媒体記者が加わった。
記者教育はどのようにされているのか。某サイトのデスクは
「そもそも先輩記者がいないので、何も受け継いでいない。ブログやツイッターで発信してきた若い世代は、自分は文章が書けると思いこんでいる。それがまず大きな勘違いです。
その上、何かを教えようとすると、押し付けないでほしい、自分にはできません、ちょっとでも叱責するとパワハラだと吹聴する。会見などの現場に行き、記事を書くだけなのに記者気取りですからね。あきれますよ」。
芸能記者や芸能ディレクターの劣化はどこかで下げ止まるのだろうか。
[via:http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20161107/enn1611071530004-n1.htm]
ネットの反応
・今や大手紙の若手記者だってそんなもんだぜ
・WEB記者はハードルが低いからな
・スポーツ新聞の記者がネット記者を笑える立場にないだろ。
・傍から見たらレベルかわらないけどね。
・記者じゃなくてただの宣伝マンじゃん
・元夫の通夜で、こんな時に取材受けてもらえるか心配したら劣化扱いか
・確かに糞だけどスポーツ記者が説教してる構図なんて爆笑もんだな
・自分たちの有利性を保てなくなってきたからと重箱の隅突つきに必死だなw
・昔からそうじゃん 取材相手とセックスする女性記者などザラ
・その媒体の幹部がレコード大賞で買収されてるじゃないですか
・取材後にサインねだるくらいならまだかわいいもんじゃん
・女子アナなんて仕事そっちのけでスポーツ選手や芸能人を落とすのに必死じゃん
・ネット記者は取材なしの妄想記事とテレビの雑な感想書くだけで給料貰ってるからな
・カンヌやベネチアでたけしが会見した後、みんなサイン貰いに殺到してたぞ。
・タレントを取材して握手をお願いしてしまうピュアなネット記者よりバーニングから金や女のおこぼれにあずかる旧マスコミのほうがどーしようもない