2月下旬から3月1日までの間に、19時から26時のテレビ放送を見ていた人は、頻繁に「番組をインターネットに許諾なく公開することは違法です」とのテロップを目撃したのではないだろうか。
これは、日本民間放送連盟が行っていた「それ、違法です。~放送番組の違法配信撲滅キャンペーン~」の一環で、前述の時間帯に15分以上放送される全番組で5秒間流されていた。
他にも、テレビ番組をネット上に違法公開せぬよう呼びかけるスポットCMが全国の民放で流れたので、こちらのほうをよく目にした人も多いかもしれない。
CMやテロップで注意喚起される以前から、テレビ番組の無許可公開は問題視されていたが、今このキャンペーンが行われたのには理由があったようだ。
「確かに、番組のネット上への違法公開は以前から問題になっています。代表的な動画共有サイト『YouTube』『ニコニコ動画』も、以前は違法動画ばかりで、我々のほうから削除していただくように働きかけをしていました。
その結果、両者とは互いに歩み寄り、最近では協力して動画の違法アップロードを撲滅する運動を行っています。しかし、そういった良質なサイトばかりではありません。
例えば、動画投稿サイト『FC2動画』は、動画の視聴状況に応じて投稿者にお金が入るシステムになっており、違法アップロードの助長につながっています。
昨年9月には警察が違法投稿者の一斉検挙に動き出したこともあり、民放連としてもなんらかのアクションを起こそうという流れになりました」(民放連担当者)
テロップが流れたのは、民法連に加盟する全国138社の放送。夜の時間帯が選ばれたのは、視聴者が多いからだ。
ところがネット上では、批判とも受け取れる声が挙がった。
「今さらこんなことをしても効果はない」
「画面が見えづらい」
「番組の途中に流さないでほしい」
民放連にも、直接視聴者から意見が届いたらしい。
「現段階で、視聴者から届いている意見はネガティブなものが多いです。やはり『なぜテロップなど出すのか』『番組が見えづらくなった』といった類いのものです」(同)
とはいえ、違法アップロードに悩む関係者からは、協力を呼びかけ合う動きがあるという。
「スポットCMが3月末で終わったので、これからなんらかの検証は必要だと思っています。はっきりとした効果があるとわかれば、再びスポットCMを流すかもしれませんし、再度テロップを表示させる可能性もあります。
今後の具体的なアクションについては、じっくりと検証した上で決めますが、民放連ではこれからも違法アップロード撲滅のための予算を計上していく予定です」(同)
つまり、今後もテロップが流れる可能性が大いにあるというわけだ。視聴者側の意見としては、こんなものもある。
「テレビ番組の映像をネットに公開するのは違法なのに、ネット上の動画コンテンツをテレビで流すのはいいのか」という意見だ。
具体的な検証を行う際には、この点も合わせて課題解決としてもらわないと、さらなるネガティブな意見が増えそうだ。
[引用/参照:http://biz-journal.jp/2015/04/post_9523.html]
□ ネットの声
・地方では放送番組が少ないという格差がこの問題の根底にあるだろうよ
・地方放送局保護の県域制限なんてやめちゃえばいいのに
・みんなわかってやってるんだからw
・そのアップロードする場所を提供して成り上がった動画サイトが利権側に回ってる事に関してまでCMでやるの?
・ようつべにベッタリのくせによくこんなこと言えるな
・一方テレビは、YouTubeの動画を流して視聴率を稼ぐのであった
・面白い事する人達は規制する側には集まらないんだよなー
・違法アップロードは確かに悪いが、地域間情報格差を放置していた業界にも原因があるのでは?
・このCM、見てるだけで不快。やっぱテレビって勘違いしてるわ。
・ブラックピザの店長が
ネット依存は、偉そうに語る前に部屋から出て仕事しろ