芸能人のゴシップから同僚やクラスメートの噂話まで。私たちの周りには、ゴシップネタが日々盛りだくさん。ネット上のランキングを見ても、ゴシップネタへの関心の高さは一目瞭然ですよね。
芸能人のゴシップ記事
ところで、ゴシップトークをすることは、私たちの心身にとって良いのでしょうか。それとも悪いのでしょうか。一見するとストレス発散になりそうですが、それによるリスクはないのでしょうか。
米国ラトガーズ大学の人類学者ヘレン・フィッシャー氏によると、女性のゴシップ好きはDNAに記憶された先祖代々の習性だといいます。
男性はひとりで狩りに出かけることが多かったため、孤独と静寂には慣れているといいます。その一方で女性は子どもを育てるため、互いに協力し合ってきました。女性にとって情報の共有は、コミュニティの中できずなを築き、関係を強めるための手段だったのです。
また、臨床心理士のシーマ・ヒンゴラニー氏によれば、「感情のはけ口は時として必要です。ネガティブになりすぎず、また誰かとシェアできれば、ゴシップ話をすることは健康的です。ただし、分別はわきまえなければなりません。どのラインで分別をつけるかは、多くの女性にとって課題でもあります」
たとえば、夫婦問題を抱える同僚を槍玉にあげる行為はいかがでしょう?あなたの義理の姉妹が不妊治療を受けていたとしたら?
ゴシップにしてよい話題かどうか、今一度、胸に手を当てて考えてみましょう。
コンサルタント兼精神病医のアンジャリ・シャバリア博士は、ゴシップを広めたくなる行動の裏には不安感がある、といいます。
ナンディータ・クマールさんは、夫の関心をひくためにゴシップを利用しています。夫との会話が途絶えそうになったとき、文学や時事ネタは難しくとも、有名人の恋沙汰なら話せるからです。
「ソーシャルネットワーキングの普及によって、ゴシップネタを読む機会が増えました。ゴシップネタは日常会話であり、それ故にゴシップ文化が発展するのです」とシャバリア博士。
しかしながら、無害とも思えるこの習慣が裏目に出ることも。一歩間違えると、噂好きが災いして、自分自身が職場や学校で標的となる危険性をはらんでいます。
他の会話ではめったにそのようなことは起きません。しかし、ゴシップに限っては起こりうるのです。その結果、家庭環境やオフィス環境において、信用や信頼を失いかねません。
ゴシップは相手についての考え方を変えるだけではなく、その人を見る目も変えてしまいます。時にそれが醜い態度に出てしまうことも。
米国ノースイースタン大学でこれに関連した研究が行われました。被験者に人が写った写真を見せつつ、写真の中に写っている人々に関するゴシップを聞かせました。用意されたゴシップは、肯定的、中立的、否定的のそれぞれ3種類。
また、写真に写し出されていた人々の表情に極力変化はつけないようにしました。
その後、同じ写真を見せたところ、被験者たちは否定的なゴシップについて語られた人たちを最もよく記憶していたのです。
これにより、人は悪いゴシップほど記憶しやすいことが分かりました。
いかがでしたか。ゴシップは人と人とのコミュニケーションを滑らかにする効果もあれば、度が過ぎるとその矛先が自分に向けられる危険性もはらんでいるのですね。
また、悪い噂ほど人の記憶に残りやすいというのは、なんともやるせないですね。[Menjoy!]
http://www.men-joy.jp/archives/48262
ゴシップネタに飛び付くのも人間の『欲』の一つ
他人と自分を比べて心の安定を保つというお話!
ゴシップなんて真面目に受け取るバカいないだろうから、みんなではなせる
GOSSIP!のこれからも末永く続いてほしい肛門をクンカクンカしたい