中国でもiPhoneシリーズは人気スマートフォンの一つ。その人気に便乗しようと、数々のニセiPhoneが氾濫している。
先日、中国最大のオークションサイト「淘宝網(タオバオワン)」でiPhone5が出品されていた。ちなみに価格は7230元(約9万円)。
iPhone5?
iPhone4のタオバオにおける平均価格の6830元(約8万5000円)よりも少しだけ高いという絶妙な価格設定がなんともリアルだ。
しかしご存知の通り、本物のiPhone5は発売時期さえ発表されていない。これは一体……?
オークションサイトに掲載されている商品写真をよく見ると、iPhone5ではなく「iPhone Pro」と書いてある。
「Macbook Pro」を意識した商品なのか、それともiPhoneのプロ版ということなのか、いずれにしてもiPhone5ではなさそうだ。
そんな「iPhone Pro」の特徴は、携帯ゲーム機「PSP go」のように、スライド式の構造になっている点。ホームボタンらしきものが数個確認できるので、おそらくはゲームなどで活用することを想定しているのであろう。
「ボタンはひとつ」というiPhoneの概念を覆しても、かたくなにiPhoneを名乗るのは中国ニセモノ業界の伝統か。
淘宝網(タオバオワン)
こちらの商品、購入した場合は恐らく
1、代金をそのまま騙し取られる。
2、iPhone4が送られてくる。
3、iPhone5発売後、商品が送られてくる。
4、 iPhone Proが送られてくる。
5、別のニセモノiPhoneが送られてくる。
上記いずれかの結果になると思われるが、1が本命、4と5が大穴、2と3の可能性はおそらくゼロだろう。
なお、この出品者のページはすでに削除されている。良識ある市民がタオバオ側に通報したためと思われるが、その後もiPhone5の出品は後を絶たない。
中には「中古商品」さえも売りに出されている。iPhone5をめぐる騒動はまだ続きそうだ。
中国政府は独裁でダークだから、外国に悪く見える国民は消えちゃうかも(≧▼≦)