『ワイドナショー』2017年徐々にフェードアウト
芸能リポーターの大御所・井上公造氏(64)が来年3月末をもって、『スッキリ』(日本テレビ系)『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)など9本のレギュラー番組を卒業すると発表した。
井上氏は卒業の理由を「一番大きいのは体調の問題」とし、7年ほど前から自律神経のバランスを崩していたと明かした。
具体的な症状については「本番中にめまいがしたりだとか、膝から下が寒くなったりだとか」と説明。さらには「本番中に倒れて病院に運ばれたとか、本番終わった後に病院に駆け込んだこともありました」と話した。
薬の服用は欠かせない状態だったようで、「やはり東京―大阪間を毎週複数回、27年間往復してきた。いろんなツケが来たのかなと。僕も12月末で65歳になる。ちょっと体を休めたい」と吐露。
今後はスポットでの出演依頼には応じるようだが、レギュラー番組の仕事から完全に退くという。
レジェンド芸能リポーターの梨元勝さんが2010年8月に亡くなったあとは、完全に井上氏の“天下”だった。関係者が声を潜めて明かす。
「梨元さんが大手芸能プロとケンカしてでもスクープを出していたのに対し、井上氏は大手プロに取り入った。一部で『ズブズブ』と揶揄されるほどで、本人も『僕はマスコミではなく、タレント』と公言。
五分五分だったマスコミとプロダクションの関係をおかしくしたのは井上氏という見方も業界内であります。師匠の梨元さんも生前『あいつ(井上氏)はダメだ』と切り捨てています」
元サンケイスポーツ記者という井上氏の肩書きについても、続きがある。出版関係者によると「サンスポに入る前には某ヤクザ雑誌の編集長だった。
『実話ドキュメント(竹書房)』
その前はというと…凄腕の雀士で裏の世界で活動していたという話なんてのもあります。サンスポ以前の経歴は彼もテレビで明かそうとはしません」という。
キレたらヤバイ?
温厚そうに見えるが、キレたらヤバイことでも知られる。
井上氏は自らが代表となり「KOZOクリエイターズ」を設立。現在、テレビに出演する芸能リポーターの多くは同社に在籍している。
スポーツ紙記者は「リポーター全盛期には(井上氏)は年間1億円に迫る収入があったそうです。ある種の独占企業でしたからね。ギャラもリポーター1人当たり1回3~5万円は出ていたので、井上氏はウハウハだった」と明かす。
テレビ局側はそれなりにかかるギャラと、マンネリ化を打破すべく、井上氏の息がかかっていない若手リポーターやマスコミ関係者、文化人を起用しようと動いたことがあったが、この動きを察知した井上氏がブチギレ。前出関係者が証言する。
「局のFAXに大量の抗議文書を送り付けてきたそうです。『自分の知らないところでそうした動きがあるのは心外』『私に案内がないのはどういうことか』と。その際に、ズブズブ関係の大手プロダクションの名前を出して“圧”をかけることもあったようです」
有吉が痛烈な皮肉
芸人の有吉弘行は自身のラジオ番組で井上氏の“引退”について「7年前から自律神経のバランスを崩して、体調が芳しくないということで…」と切り出し「でも井上公造さんのとこに『本当に自律神経のバランス崩したんですか?井上さん!』『体調どうなんですか!井上さん!答えてください!』って聞きに来られないから…いいですよね~」とチクリ。
続けて「まあ、行かないわね、なんでかっていうと興味ないからですよ。井上公造さんが来年春で全レギュラー番組辞めようと、別に誰も興味ないから行かないだけですけど」とぶった切った。
業界でも一時ヤフーでトピック採用された井上氏の引退ニュースに「今年1番どうでもいい」との声が圧倒的だった。稼ぐだけ稼いだのだから、あとはゆっくりして欲しいものだ。
[via:tocana]
https://tocana.jp/2021/12/post_227854_entry.html
ASKA楽曲無断放送事件
井上氏といえば年末年始の芸能人へのハワイ取材で有名だが、自著で「取材した人数は10万人を超える」と明かすなど、人知れず努力してきたようだ。約27年間、東京と大阪を往復しながら過ごしてきたタフな精神と体力の持ち主でもある。
ただ、2016年に歌手・ASKA(63)の未公表の楽曲を本人に無断で『ミヤネ屋』で流して問題になった頃から、体調不良に拍車がかかってしまったようだ。
「あの時はASKAさんの2度目の逮捕方針が報じられた直後でした。井上さんは番組で、ASKAさんとのやり取りを録音したスマートフォンを取り出し、ASKAさんの未公開の楽曲のデモ音源を約1分間にわたり流しました。
その後、ASKAから『公造さん、曲流しちゃだめだって。曲流したらだめだって』と抗議を受け、しばらく持論を展開しながら受け流していた井上氏ですが、最終的には番組とともにASKA氏に謝罪しました。
恐らく、井上さんは“スクープ”を取ろうとして頑張ったのでしょうが、『絶対に誰にも聞かせないでください』と、ASKAさんに頼まれた未公開の楽曲を、本人に無断で全国放送で流すのいくらなんでもまずい。
もしかしたら80年代くらいまでは“ぎりぎりセーフ”の取材方法だったのかもしれませんが、今の時代では“完全にアウト”。それを思い知ったのか、あの時の井上さんはえらくショックを受けている様子でした」(知人)
[via:日刊ゲンダイ]
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/298906
井上公造はなぜ重宝されたのか
芸能リポーター歴35年の井上氏は、第一線を走り続けた唯一無二の存在だ。新聞記者から転じて約7年は、張り込み、直撃取材をいとわずに数々のスクープをものにしていた。テレビ局もその成果を電波に乗せた。
だが、95年のオウム真理教事件を境に各ワイドショーが芸能ニュースを扱う頻度を減らし、芸能人のプライバシーに踏み込むスクープは「不必要」とされた。
この時点で淘汰されたリポーターは少なくないが、井上氏は週刊誌、新聞が報じたニュースの裏側を伝え、独自情報も付け加えるなどし、存在感を示し続けた。
と同時に悩みや不安を抱えるタレントらと向き合い、信頼関係を築いていた。そして、「調整力」を駆使した新たなスクープ取得法を見出した。
代表例が、2014年10月23日、『ミヤネ屋』で実現した「矢口真里 生告白」だった。
矢口は自身で起こした男性問題をきっかけに約1年5か月、地上波のテレビ番組から離れていたが、所属事務所、本人に生出演を持ち掛け、説得し、番組側にもその舞台を作ることを了承させた。
そして、矢口は緊張しながらも、離婚を決めた理由、交際中の恋人のことを告白。番組は高視聴率をマークし、矢口が仕事に復帰する足掛かりとなった。
井上氏は当時のことを振り返り、「実現までには約5か月かかりました。ただ、矢口さんのような才能を持ったタレントが、あまりにも長く画面から消えるのは良くない。セカンドチャンスを与えるべきと思っていました。もちろん、私がお世話になっている番組に貢献したいという思いもありました」と明かした。《中略》
言い換えれば、最も時代に対応できた芸能リポーター。だからこそ、64歳にしてレギュラーを9本も持てているのだと思う。
「面倒見がいい」のは、芸能リポーター仲間に対しても同じで、設立した事務所に複数人を迎え入れている。そして、事務所社長の夫人も、以前から井上氏に依存しない多角的な経営体制を築いており、今春に思いを伝えられた際も、「あなたの人生だから」と理解を示したという。
「妻の行動力と理解があったからこそ、決断することができました。本当に感謝しています」
さらに井上氏は政財界、スポーツ界にも親しい人物を多く持ち、「芸能リポーターを続けて来たからこそ、いろんな方と出会えました。それが大きな財産」と表現。次のステップへのイメージも口にした。
「1つは、コンサル的な仕事をやりたいです。例えば、地方自治体、テレビ局、スポンサーと芸能界をつないで、地方発でスターをつくる。
あとは、好きなハワイを元気にするための仕事にも興味があります。ただ、自分が表に出るのではなく、裏方としてやっていければと思います」
12月30日で65歳。井上氏は、師匠の梨元氏が同じ年齢で亡くなっていることも踏まえ、「まずは体を休めたい」とも話している。
だが、立場を変えても信頼され、人の気持ちを思いながら、時に忙しく生きていくだろう。私は、その生きざまを時に活字で伝えていこうと思う。
井上公造 プロフィール
(いのうえ こうぞう)
1956年(昭31)12月30日、福岡市生まれ。1メートル76センチ。血液型B。
西南学院大商学部を卒業後、フリーライター、竹書房編集長などを経て、サンケイ新聞社に入社。サンケイスポーツ文化社会部記者として、事件・芸能取材を担当する。
86年、梨元勝氏の「オフィス梨元」に入り、芸能リポーターに転身。テレビ朝日系「モーニングショー」などにレギュラー出演し、その後、フリーとして活動。98年には、夫人と「有限会社メディアボックス」(現在「株式会社KOZOクリエイターズ」)を設立。
出演中のレギュラー番組
・「スッキリ」(日本テレビ)
・「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)
・「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)
・「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)
・「おはよう朝日です」(朝日放送テレビ)
・「キャスト」(朝日放送テレビ)
・「マルコポロリ!」(関西テレビ)
・「キャッチ!」(中京テレビ)
・「アサデス。KBC」(九州朝日放送)
[via:ENCOUNT]
https://encount.press/archives/256037/
ネットの反応
・誰も困らない
・この仕事もまあ体力勝負だからな
・おは朝を体調不良で長期休んでた。多分結構状態悪そう。
・綺麗な引き際で逆にムカつくわ
・芸能リポーターですら引退宣言必要なのか
・ワイドナショーで噛み付かれたから出なくなったな
>松本と何かあった?
>部下の駒井と代わっただけだろ。
・自分の出演していた番組の後釜には、自社のリポーターを据えるでしょう。収入もほとんど減らないし賢いと思う。
・たかじんの前で還暦で辞める言うてましたやん
・そもそも芸能リポーター自体もう需要ないだろ
>9番組も出てる
・東京ではすでにほとんど見かけない
・関西ローカルばっかりだなw
・関西人どんだけ井上公造好きやねん
・ジャニーズとかバーニング系とか有力事務所のスキャンダルには忖度しまくりだから、テレビ局も安心して使えたからでしょう。
・ジャーナリズムの欠片もない大手芸能事務所の御用記者。
・重宝したのはマスコミだけ。
・ワイドショーを駄目にしたのがこいつ
・芸能事務所に忖度して言いたいことも言えない芸能リポーターもワイドショーも意味ないよね
・残念ながらこの方を情報通と思った事がない。報道が出てから「私は知ってました」的な物言いがあまりに多かった気がする。
・他のリポーターが話さない”ウラが取れてない”ネタを得意げに話して故梨本勝にたしなめられているのをTVで観た事がある。
・大手事務所に忖度派の井上と忖度不要派の梨元と意見が対立して離れたんだよね
・ASKAの未発表曲を無断で放送した時と、小林麻央が亡くなったことを家族が発表する前に臭わせた時は、人間性を疑ったな。
・職業に貴賤はないと言うけれど⋯
・やってることは最低ですから。人のプライベートを暴くなんてゲスのやること。
・人の不幸で飯を食う連中
・宅八郎からヘルス通いバラされたよな。
・多くの人から怨みをかっているんだろうなぁ
・不倫取材には徹底的に本人を追い詰め、下らん質問ばっかりして、挙句仕事を無くさせ、何が「セカンドチャンスを」だ!ふざけるのも大概にしろ!
・もう芸能人を突撃取材する時代は合わなくなってきていると思う。写真週刊誌の芸能人の日常の姿の隠し撮りも違和感を覚える。
・テレビの時代も終了で芸能リポーターの仕事も終わりそうだからな
・今の芸能リポーターって、ネットの情報拾ってきただけみたいなイメージしかない
・文春があれだけ芸能ネタに強くなったのもネットのおかげ
・SNSで芸能人自ら、いろいろ発信する時代になって、この人達の職は無くなると思います。
>不倫してますなんて発信する奴がいるのかよ。
>自ら発信する情報だけでいいの?都合の悪いことはダンマリだろ。
・長渕がクスリで捕まった時、インタビューしてたよな。まあ友達だからプロレスなんだろうけど。
>ライブハウス照和で働いてたんだっけ?長渕剛を東京へ送り出すお別れの会みたいなの主催した一人だったとか
・ネガティブなコメントが多いね。
・芸能レポーターという仕事が業界の中で、ある一定の位置付けがされているのは、覗いてみたい、知りたいという大衆の心理が要因。まあ~芸能人の見せたくない一面をクローズアップして商売にする因果な商売だけど、強引な取材攻勢を快く思わない視聴者が増えたことでニーズは減少を辿っているってこと。
・多くの人が彼の職業を否定するのでしょう。確かに芸能人のプライベートを飯の種にしていたのですから。それが双方に良い作用を産む時代もあったのは事実ですが、近年はモラルの変化に追従出来ていない業界と言われる言動が目立ちましたね。その筆頭格ですから、叩かれるのもまた彼らしいのだはないでしょうか。
こんなもん1人でも消えたらええ、こんな奴等のせいで人生無くした人もいる