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【F1】グリッドガール廃止の波紋 現役レースクイーンからは悲鳴、ドライバーからも疑問の声

フォーミュラ1(F1)は31日、レース前の配置をドライバーに案内するために名前が入った看板を掲げる女性係員「グリッドガール」の廃止を公式サイトで発表した。3月にオーストラリア・メルボルンで開幕する大会から適用される。

グリッドガール廃止

F1公式サイトでは「グリッドガールは何十年も不可欠の存在であったが、現代社会と合わない」と理由を説明。 

「F1、レースクイーン廃止」という報道が多数されてはいるが、厳密にいえばグリッドガールと日本のレースクイーンは異なるもの。

グリッドガールはレース主催者に採用され、サーキットで各開催国の民族衣装などを身にまとい、レーサーナンバーを掲出する仕事。

国の文化を象徴しながらレースに華を添えてきた存在となっている。日本におけるレースクイーンはチームやスポンサーが採用し、レーサーの日よけ・雨天の雨よけ、スポンサーの広告活動を仕事としている。

ただ、F1側が懸念している「女性差別、女性蔑視」という視点では、グリッドガールと日本のレースクイーン、果てはチアリーダー、ラウンドガール、コンパニオンなども同じだと主張する意見もある。

廃止に疑問の声

“女性蔑視ではないか”という声から廃止の動きが強まったとされているが、ネット上では「グリッドガールは必要」「各国の民族衣裳を身に着けて華を添えているんだから全く軽視とは思わない」「誇りをもってやっていると思う」などと疑問の声も多くあがっている。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳は「みんなやりたくてやってるんだよね?しかも選ばれた人がやってるんだよね?女性が勝ち取った地位を女性団体が奪う事になってない?『蔑視という奴らが1番蔑視してる』あなたはレースクイーン廃止に賛成反対?」と話し、Twitter上で統計をとっている。

実際にF1でグリッドガールを務めたとする佐崎愛里はTwitterで「F1のグリッドガールを昨年やらせて頂いたけど、”その国代表としての誇りを持って歩きなさい”と礼儀や振る舞いを大事にした素敵なお仕事だったよ」と実体験のコメントをし、「女性蔑視と過剰に反応する方が男女を差別した目で見てるんじゃないかと思ってしまう」と廃止を疑問視している。

レースクイーン、チアリーダー、コンパニオンへも影響?

また、グリッドガールが女性蔑視されている事態を受け、国内ではレースクイーンやチアリーダー、ラウンドガール、イベントコンパニオンなど女性が自ら望んで活動していることに対し、同じような批判を受けるのではないか?ネット上ではこれを危惧する声と共に、職業差別なのではないかとの声も。

https://twitter.com/a_narumin/status/958924284188966912

TV番組「モデルプレスナイト」にレギュラー出演中のレースクイーン・山本成美は「望んでレースクイーンやっています。その為に皆んないろいろ努力しています。女性蔑視なんて感じたことありませんが、そう思われていることが悲しいです」と訴えた。

同じく、同番組レギュラーのレースクイーン・宮越愛恵も「悲しいな。このお仕事で人生が変わったり誇りを持ってるレースクイーンがここにいるよ…女性蔑視を感じた事はないし…世間からそう見られない立派なレースクイーンになりたいな」とコメント。

現役レースクイーンの陽菜みなみは「グリッドガール、レースクイーンみんなやりたくて 選ばれてやってます。みんな、レースクイーンという職業に誇りを持って頑張ってます。

F1のグリッドガールはその国の文化を表現するのに必要不可欠な存在やと思う。差別と言われること自体が差別的やと感じるな…」と意見を述べている。

[via:http://news.livedoor.com/article/detail/14241397/]

ニキ・ラウダは一蹴

この決定には賛否両論様々な意見が飛び交っているが、メルセデスのノン・エクゼクティブ・チェアマンであるニキ・ラウダは”馬鹿げた”動きだと一蹴している。

「これは女性に不利な決断だ」

そうラウダはオーストリアのデル・スタンダード紙に対して語った。

「男たちは、女性を差し置いてこの決定を下した。これはF1にとって好ましいことではない。特に女性に対してもだ。なんて愚かな決定を下したのか? 彼らの気は確かなのか?」

グリッドガールを廃止することにより、F1というスポーツにおける女性に対する認識を変えるのに役立つだろうとの意見もあった。

しかしラウダは、それらの考えが繋がっていると考えるのは無意味なことだと考えている。モータースポーツの上級職において女性が成功することと、グリッドガールの有無については、相関関係はないとラウダは言う。

「グリッドガールは、常にF1の一部だった。彼女たちは、これからもずっとF1にいるべきだ」

そうラウダは語る。

「女性たちは、モータースポーツの世界で上級職に就きはじめている。そして、彼女たちはそれをとても上手くやっている。正しい方向に動いているのだ」

「しかし、その両者には相関関係はない。私は、女性を阻害したいとは思わない。グリッドガールも、モータースポーツで働く女性も、両方とも後押ししたいのだ」

「この動きを続けていけば、アメリカではチアリーダーが許されないことにもなってしまうだろう」

[via:https://jp.motorsport.com/f1/news/]

F1ドライバーの反応

「グリッドガールはクールな存在、彼女たちには残ってほしい」(ダニエル・リカルド)

「グリッドガールはいなきゃダメだ」(マックス・フェルスタッペン)

「F1から美しいものをなくしてしまうのは残念なことだ」(ニコ・ヒュルケンベルグ)

などと反対意見が出ており、過去に二度だけ男性が同様のポジションを務めるグリッドボーイが実験的に導入されたことがあるが
「僕は好きじゃない、僕のグリッドに立つのは女性であってほしい」(セバスチャン・フェッテル)

などと否定的な意見が大方だった。《中略》

イギリスの女性スポーツ保護団体Women’s Sport Trustは「明白な決断を下してくれたことに感謝している」と表明しているが、自ら望んでグリッドガールを務める女性たちの仕事を奪うかたちになった今回の決定について賛否両論多くのコメントが寄せられている。

日本のスーパーフォーミュラやスーパーGTなどにおけるレースクイーンの位置づけについても議論が巻き起こっており、まだまだこの騒動は尾を引きそうだ。

[via:https://www.nikkansports.com/sports/news/201802020000010.html]

ネットの反応

・雇用が失われただけだな。
・ならばアイドルも女優も女子アナもアウトだな。
・理想主義者の暴走
・レースクイーン像をFIFA前に設置する運動すれば1億くらい貰えるかもよ
・賤しいお仕事と見なされたのは、カメラ小僧(中年)のせい
・レースクイーン的には大きなお世話多大な迷惑なんじゃないの。
・ですよねぇ ジェンダー狂いが多すぎる
・チアはアメリカでは女性差別とは別個の純然たる文化概念だから廃止は100パーセントあり得ない
 日本にいたらわかんないだろうけどね
 >アメリカのチアはただの利権
・女性様も気づけよ フェミBBAが嫌いなのは男じゃなくて、女らしさを持った女だから。
・活動家連中からすれば、男だけじゃなくレースクイーンとかで働いてる女達も口には出さないけど差別をまき散らしてる害悪なんだろうな
・フェミどもは世の中をつまらなくさせて何をしたいんだ
・こうやって、存在しない問題を勝手に作り出して、それを叩いて解決した気になる
・グリッドガールになるのが夢で、努力する人もいるだろうし
・女の敵は女 の完璧な証明
・意味わからん 美貌と愛嬌が商売にならない方が差別だろ
・F1が要らないと言ってるだけだと思うが
・これセクハラ告発が盛り上がってるから
 何か発覚する前に先手を打ったように思える

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2018/02/08 6:40

    この騒動とは他に、実は今F1界では興行面を統括する企業であるFOGをアメリカ人が買収した事により、伝統的なF1の価値を重んじるヨーロッパ人と改革を進めるアメリカ人との軋轢が少なからず発生している。
    このグリッドガールの件もそのような不満が堆積した上での騒動である。
    さらに今アメリカではハリウッドのセクハラ騒動でミートゥー流行り等“私は良い人”アピールが過剰になっている。
    その流れの短絡的な正義感で下された決定事項。
    この批判を交わす為にアメリカ人はグリッドガールならぬ、グリッドキッズにすると発表。
    子供という批判しにくい対案で沈静化を図る思惑で、その通りにこのまま騒動も終息するであろう。

  2. 2
    笛の勇者 2020/08/13 20:56

    サーキットの華は速くて美しいマシンと、それを操る凄腕のドライバーたち。そしてチームやメーカーの威信をかけたガチンコバトルが最大の魅力だ。それさえあればいいのに他にF1に何が必要だというのか。

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