3-8.農林山村スケッチ


農業とともに歩む
北海道は広大な平野と丘陵地の中で多彩な農業が営まれています。 アメリカ、ヨーロッパなどの農業に比べればやはり規模的には小さいのですが、 本州に比べるとやはりその規模の大きさには目をみはるがあります。 全国平均の一戸あたりの作付面積の10倍にも達しています。

本州よりも気候的にはかなり寒冷なため生産物も違います。 酪農、ジャガイモ、テンサイ、豆などの農業が盛んで、 無論、本州と同じように稲作地帯も石狩平野を中心に広がります。 北海道の農業は乳製品、ポテトチップ、でんぷんなど加工される割合が高いのも特徴です。 開拓時の官営加工場の流れが農業を発展させ、今もその影響が強く出ているのです。

道内でも地域的にはかなり様相が違い、田園地帯は穀倉地帯石狩平野、函館、北見盆地、留萌地方に広がります。 元来は亜熱帯気候に起源を発する稲作は現在では北緯45度に近い遠別町の盆地まで広がっているのです。 そしてその稲作地帯北進の歴史は苦難の開拓の歴史と重なります。

畑作地帯はその田園地帯の広がる周辺の丘陵地帯、十勝平野で営まれています。 そして気候的に限界に達する根釧台地、宗谷地方には酪農地帯が広がります。 北海道に限ったことではないのかもしれませんが酪農を中心に離農していく農家があるのも現状です。

農業は北海道の風景の大部分をを形作っているものです。 このコーナーではあまり知られていない丘の風景を紹介しています。 農業を営む人に迷惑にならないようにその風景を楽しみましょう。 そして北海道を訪れるとはずせないのがアイスクリーム。 お薦めのアイスクリーム店を紹介していきます。 またさらにコーナーは農業史、アラカルト的なものにも拡大していく予定ですのでよろしくお願いいたします。


3-8-1.丘の風景
和寒町福原の閉塞した空間
南剣淵の丘と平野
桜丘貯水池とうつりゆく丘風景
女満別朝日ヶ丘展望台

3-8-2.牧場の風景
瀬棚の海と山と牧場
ヒシミラクルと大塚牧場
   

3-8-3.過疎心象スケッチ
白糠町茶路川流域
津別町その1(相生編)
津別町その2
陸別町川上の集落跡
陸別町小利別周辺(小利別市街編)
陸別町小利別周辺(日宗編)
陸別町林内・利上・熊ノ沢の谷
穂別町長和と北海道横断自動車道
増毛町の山間空間・信砂御料
沙流川流域その1(平取町編)
沙流川流域その2(日高町編)
雄武町上幌内と上雄武
拓きし路・上ペーパンと養蚕農家
八雲町上八雲周辺
新得町トムラウシ周辺


北海道旅情報巻頭
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