北海道は広大な平野と丘陵地の中で多彩な農業が営まれています。 アメリカ、ヨーロッパなどの農業に比べればやはり規模的には小さいのですが、 本州に比べるとやはりその規模の大きさには目をみはるがあります。 全国平均の一戸あたりの作付面積の10倍にも達しています。本州よりも気候的にはかなり寒冷なため生産物も違います。 酪農、ジャガイモ、テンサイ、豆などの農業が盛んで、 無論、本州と同じように稲作地帯も石狩平野を中心に広がります。 北海道の農業は乳製品、ポテトチップ、でんぷんなど加工される割合が高いのも特徴です。 開拓時の官営加工場の流れが農業を発展させ、今もその影響が強く出ているのです。
道内でも地域的にはかなり様相が違い、田園地帯は穀倉地帯石狩平野、函館、北見盆地、留萌地方に広がります。 元来は亜熱帯気候に起源を発する稲作は現在では北緯45度に近い遠別町の盆地まで広がっているのです。 そしてその稲作地帯北進の歴史は苦難の開拓の歴史と重なります。
畑作地帯はその田園地帯の広がる周辺の丘陵地帯、十勝平野で営まれています。 そして気候的に限界に達する根釧台地、宗谷地方には酪農地帯が広がります。 北海道に限ったことではないのかもしれませんが酪農を中心に離農していく農家があるのも現状です。
農業は北海道の風景の大部分をを形作っているものです。 このコーナーではあまり知られていない丘の風景を紹介しています。 農業を営む人に迷惑にならないようにその風景を楽しみましょう。 そして北海道を訪れるとはずせないのがアイスクリーム。 お薦めのアイスクリーム店を紹介していきます。 またさらにコーナーは農業史、アラカルト的なものにも拡大していく予定ですのでよろしくお願いいたします。
北海道旅情報巻頭