最終更新: Mon Sep 12 15:30:10 2011
第2次大戦機だと1/72の戦闘機というのはリーズナブルなサイズなんですが,現代機は1/72だとちょっと大き過ぎます。そこで,1/144ならどうだろうと思って,試しに作ってみたわけです。機種の選択としてマイナーなトーネード(TORNADO)を選んだのは,昔大戦略2というゲームで遊んだときに最初に量産した機種で,ちょっとだけ愛着があったという理由によります。ちなみに,トーネードは西欧の数国が新機種の開発コストに音を上げて共同で開発した機体で,各国のニーズに合わせた様々なバリエーションがあります。これは,ドイツ海軍仕様……だと思いますが自信がありません。
キットの出来がイマイチ良くなく,下部につるすミサイルやタンク類は,くぼみをパイロンに合わせるのが正しいと思って付けてみたら,箱絵とぜんぜん違うという惨状です。可変後退翼は,本来は左右連動して動く構造ですが,この作例では固定してしまっています。可変にすると開いたときと閉じたときで,それぞれ塗れない場所が生じてしまうので,面倒だから,閉じた状態固定で作っています。それに翼下のミサイル類も翼を動かすと不自然な向きになってしまいますし。実際,塗料が回り込んで固まってしまったので,翼を動かそうとしても動きません。最終段階で,キャノピーのテカテカ感が気になったので,キャノピーも含めてつや消しクリアで塗ってしまいました。ちょっとやりすぎて,濁った感じになったのは失敗です。
このキットは,時限流指南書でいう「良いキットを選ぶ」という条件に当てはまるとは言い難いもので,あまり良い作例とはなっていません。ですが,適当にエイヤっと作ってもそれなりに見栄えのある状態で完成することは分かりました。1/144のようなミニスケールは,極める価値がありそうです。実際,作る手間も小さいので,失敗してもあまり気になりません。細かいところはどうせ目立たないので,いい加減に作っても問題ありません。精神の負担も軽いものです。
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