<ICカード乗車券>manacaでキセル、初の立件…愛知

2013年11月14日 22時20分 (2013年11月14日 23時23分 更新)
 ICカード乗車券「manaca(マナカ)」を使って名鉄の乗車料金を不正に免れたとして、愛知県警中署は14日、同県美浜町美浜緑苑3、無職、杉本勇容疑者(70)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。マナカを使ったキセル乗車の立件は県内で初めてという。

 容疑は5月20日と6月17日の2回、名鉄で不正乗車し、現金計1200円を免れたとしている。容疑を認めているという。

 中署によると、杉本容疑者は自宅最寄り駅の隣の駅の改札を切符で通り、同時に自動改札機パネルにマナカでタッチ、名古屋市内の駅では切符で下車した。帰路は名古屋駅から160円の切符で入場したが、自宅最寄り駅ではマナカで改札を出て、隣駅から自宅最寄り駅までの180円分をマナカで乗車したように偽装。本来の乗車料金は940円で、600円分を支払わなかったという。

 中署は、同様の手口でキセル乗車を繰り返していたとみて調べている。【三木幸治
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