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人気ブロガーが徹底討論、ウェブでウケる文章の書き方

2013年11月15日 11時00分 (2013年11月16日 08時46分 更新)

週末の夜ということもあり、会場はお客さんでいっぱい。登壇者のみなさんもビールを飲みつつのトークショーでした。

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どうしたら“良い文章”が書けるようになるのか?
その疑問に応えてくれるのが「文章読本」だ。今までに三島由紀夫川端康成井上ひさし斎藤美奈子など多くの作家・評論家が、文章上達の術をまとめてきた。

例えば、谷崎潤一郎の「文章読本」には、こう書かれている。

「文章を綴る場合に、まずその文句を実際に声を出して暗誦し、それがすらすらと言えるかどうかを試してみることが必要」

丸谷才一の場合はこうだ。

「作文の極意はただ名文に接し名文に親しむこと、それにつきる」

今はtwitterやFacebook、ブログなど、ウェブで誰もが気軽に文章を書くようになった。時代が進むごとに、文章術はどんどん身近で重要なテーマになっている。ところが「ウェブにおいての優れた文章」という視点から論じられたものは、実はまだあまりない。ウェブで文章を書く際に注意すべきことはなにか? 紙と比べて違いがあるのか? 
そんなテーマで語られたイベント「ウェブ時代の文章読本2013」が、ツブヤ大学の主催で行われた。

登壇者は、「やまもといちろうBLOG」のやまもといちろう、「小鳥ピヨピヨ」の清田いちる、日経BP社の編集者・竹内靖朗、ライブドアブログのディレクター・佐々木大輔の4名。

まず語られたのは、ウェブにおける文章の体裁について。
「行頭の一字空け」など、紙の本では当たり前とされるルールはウェブでも用いるべきなのか?

○基本的には行頭は空けない。代わりに、改行したら一行空けると読みやすい。(清田)
○行頭は必ず空ける。なぜなら、本にする場合にラクだから。紙の本で長年蓄積された技法はとても効果的で、ウェブでも色あせていない。(やまもと)

また、ウェブ独自のシステムであるリンク方法については、こんな意見も。

○文章内にあると認識されづらいので、リンク先のタイトルとURLをすべて表示するようにしている。(やまもと)

つまり、「エキレビ」ではなく、「エキレビ:http://www.excite.co.jp/News/review/」のほうがよい、ということだ。
さらに「リンク先を読んでもらわないと内容が通じない場合は、リンクを強調させる。もしくは引用する」(やまもと)という工夫や、「リンク先に飛ばしたくない場合は、文中にひっそりと忍ばせる」(清田)というテクニックも。

書くデバイスによる違いにも触れられた。
PC・スマホ・ガラケーでは画面上に見える文字数が違うため、自然と文体も変わってくるという。

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イベントでは過去に出版された数々の「文章読本」についても解説。

ライター情報

田島太陽

1984年生まれのライター/編集者。「週刊プレイボーイ」「サイゾー」「anan」「コメ旬』などで書いています。インタビューを中心に、最近はアイドルとか芸人さんとかテレビ関係のお仕事が多め。いつかチャットモンチーかさまぁ〜ずになることが夢です。

ツイッター/@t_taiyo
サイト/20代クリエイター限定インタビューマガジン creatalk

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