さいとう・たかを氏、『ゴルゴ13』最終回時期未定も「考えている」

2013年11月13日 20時22分 (2013年11月14日 21時14分 更新)

漫画『ゴルゴ13』生誕45周年を祝う会に出席した原作者・さいとう・たかを氏 (C)ORICON NewS inc.

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 青年誌『ビッグコミック』(小学館)で連載中の人気漫画『ゴルゴ13』生誕45周年を祝う会が13日、都内で行われ、原作者のさいとう・たかを氏をはじめ漫画家、関係者らが出席した。さいとう氏は1968年の連載開始から現在まで、一度も休載することなく45周年を達成。自ら「10年が精一杯だと思っていた」と偉業に驚きつつも、「まだもうちょっと頑張ります」と満面の笑みを浮かべた。

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 さいとう氏は「いつもクビになる夢を見ていたし、すぐ終わると思っていたから最終回も考えていた」と連載開始当時を懐かしみ、最終回の時期を聞かれると「決められることじゃない」とキッパリ。「(連載が)ここまで長くなると、もう描き手のものじゃない、読者のものでもある」と理由を説明し、「最終回の内容はコマ割りも全部頭のなかにある」と笑いながら話した。

 『ゴルゴ13』の主人公・デューク東郷については、「中学校の尊敬していた東郷先生から名前をもらった」といい、「あの先生だけですね、私のことをいろいろ教えてくれたのは」とエピソードを明かしていた。

 会場には、井上雄彦尾田栄一郎高橋留美子、ヤマザキマリら総勢63名が描いた『ゴルゴ13』が公開された。そのほか、同作のファンだという麻生太郎副総理、漫画家の黒鉄ヒロシ氏、ちばてつや氏らが来場した。
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