棟方志功の初刷り公開、京都 与謝野晶子見立ての帯も

2013年11月13日 19時48分 (2013年11月13日 20時55分 更新)

 京都府立総合資料館が公開した、棟方志功の「流離抄歌板巻」=13日午後、京都市

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 京都府立総合資料館(京都市)は13日、開館50周年を記念した企画展を前に、棟方志功が友人のために刷った版画など秘蔵の資料を公開した。

 志功の「流離抄歌板巻」(1953)は、交流のあった歌人吉井勇の歌31首に合わせて創作した版画集。志功自身が出版前に刷った試作品を吉井に贈ったとみられ、歌とともに女性が独特の力強いタッチで描かれている。

 与謝野晶子が長男の結納にと、結婚相手のために見立てた「百華の帯」は、昭和初期に流行した花の文様を金糸や銀糸で豪華にあしらっている。

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