「ただしイケメンに限る」というフレーズをネット上で見かけるようになって久しいですが、男性にとってイケメンであることは果たしてどれくらいお得なのでしょうか?
恋愛に限らず、たとえば就職試験においても、“イケメンが有利”という噂を聞いたことがあります。では、社会人になってから出世するのもやはりイケメンなのでしょうか? コミュニケーション・アドバイザーの西澤史子さんによれば、どうやら必ずしもそうではないようです。
当記事では、西澤さんの著書『成功をつかむ「3%の男」がやっていること』をもとに、ビジネスで成功する男性の容姿の条件をお届けしたいと思います。
■ビジネスで成功するのは実は“意外と目立たない人”
長年、ビジネスの現場でさまざまな人物と接してきた西澤さんによれば、着実に実績と信頼を積み上げて長く成功し続けるのは、意外と目立たない人が多いのだそう。
成功者というと、なんとなく華やかなオーラのある人や、インパクト大の人というイメージがありますが、実はそんなことはないのです。
なぜ、目立たない外見の人のほうがビジネスで成功しやすいのでしょうか? ひとつに、平凡な容姿は、相手に安心感を与えやすいという利点があるようです。そういえば、恋愛でも、相手がイケメンすぎるとかえって引いちゃうことってありますよね。ビジネスにおいても、イケメンは警戒心を持たれたり、同性から反感をかったりすることが多いのかもしれません。
また、西澤さんは著書で以下のようにも述べています。
「意外と目立たない方のほうが、物事をじっくり観察したり、戦略を練ったり、また自分が前面に出ないことで、自身は経営に集中して広報やブランディングに集中できるのかもしれません。
キャラクターが濃かったり、ビジュアルが良い経営者であれば、メディアをうまく使って企業PRすることは大切ですが、経営者自身がメディアに出て有名になると、経営がおろそかになってしまったり、不必要なバッシングを受けるリスクがあります」
「ただしイケメンに限る」というのは、ビジネスにおいてはどうやら当てはまらないようです。将来性を考えるなら、イケメンよりも平凡な容姿の男性が狙い目!
■“笑顔が武器”になるのは男性も同じ
成功者の外見の特徴として、西澤さんは“笑顔が魅力的であること”も挙げています。
“笑顔”といえば、女性の武器というイメージがありますが、西澤さんによれば、笑顔という表情は、女性よりも男性のほうが重要であるとのこと。…