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【なるほどランド】

<こども探検隊>アニメを作る会社へ行ってきました!

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 みんな大好きなテレビアニメはどうやって作るのかな? わたし篠崎瑠侑(しのざきるう)が、東京都練馬区の東映(とうえい)アニメーションで調べてきました。

     ☆   ☆

 むかえてくれたのは、今放送中の人気アニメ「スマイルプリキュア!」の監督(かんとく)、大塚隆史(おおつかたかし)さん。机(つくえ)の上には、えんぴつでかいたまんがみたいなものが−。

 「キャラクターの動きや場面の構図(こうず)などをかいた絵コンテだよ。アニメの設計図(せっけいず)になるんだ」

 ここからどうやってアニメになるんですか?

 「絵コンテから動きのポイントになる原画とよばれる絵をかき、それを基(もと)に、間の動きも加えた動画をかくんだ。動画を撮影(さつえい)して連続で見ると、パラパラまんがのようにキャラクターが動いて見えるんだよ」

 実際(じっさい)の作業を見せてもらうと、原画も動画も一枚(まい)一枚、専門(せんもん)スタッフが手でかいていたよ。

 「一話分、約三十分の作品で、原画は千五百枚以上、動画は三千五百枚以上かくんだよ」

 え〜、そんなに!?

 「多くの人で作業を分担(ぶんたん)するので、誰(だれ)がかいても同じになるようキャラクターごとにかき方が細かく決まっているんだ」

 みんな同じ絵がかけちゃうなんて、すごい!

 「動画ができたら一枚ずつ色を付けて、別にかいた背景(はいけい)と合わせて撮影し、せりふや効果音(こうかおん)を録音したら完成だよ」

 気が遠くなりそう…。

 「一話ができるまでは企画(きかく)からふくめて約半年。百人近い人が関わってるんだ。『ワンピース』や『トリコ』などほかの作品とかけもちするスタッフもいるんだよ」

 いつもなにげなく見ているアニメも、こんなに多くの人のチームワークで作られていたんだね。

◆放送開始50年

 日本初のテレビアニメは、1963年1月に放送が始まった「鉄腕(てつわん)アトム」。来年はそれから50年の記念の年なんだよ。

 東映アニメーションは、鉄腕アトムと同じ年に始まった「狼(おおかみ)少年ケン」をはじめ「魔法(まほう)使いサリー」「キャンディ・キャンディ」「銀河(ぎんが)鉄道999」など、数多くの人気作品を作ってきたんだ。お父さん、お母さんにもきっと、子どものころに夢中(むちゅう)になった作品があるはず。聞いてみてね。

 

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