ＪＲ東海、リニア中間駅の概要提示へ　５月に山梨で

　ＪＲ東海の山田佳臣社長は２４日の定例会見で、岐阜、長野、山梨の３県に建設するリニア中央新幹線の中間駅の構造や設備内容を示す概観図を、５月１３日に山梨県内で開く地元説明会で提示すると発表した。

　３駅は、同社が各３５０億円の建設費を全額負担し、地上に設ける。必要な機能だけに絞って簡素化する方針。山田社長は「自治体側が自分たちで造りたい設備を計画できるように、前提となるものを出す」と述べた。

　山田社長は、東海道新幹線の新型車両「Ｎ７００Ａ」と同じ強化ブレーキなどを取り付けたＮ７００系の運用を、５月中旬から順次始めることも明らかにした。２０１５年度までの３年間で、８０編成あるＮ７００系の全車両を改造し、安全性を向上させる。

（中日新聞）