東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 4月16日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

風疹予防接種費 3政令市で助成 妊娠希望女性と夫ら対象

 首都圏を中心に流行している風疹に妊婦が感染した場合の胎児への影響を防ぐため、横浜、相模原、川崎の県内三政令市は十五日、妊娠を希望する女性らを対象に予防接種費用の一部を助成すると発表した。妊娠中の女性は接種を受けられない。妊婦が風疹に感染すると、胎児が難聴などの先天性疾患になる可能性がある。(新開浩、佐久間光紀、飯田樹与)

 横浜市の対象者は十九歳以上の市民のうち、妊娠を希望する女性と、妊婦の夫。助成額は、麻疹との混合ワクチン接種費用の三分の二で、自己負担額は三千円。期間は二十二日〜九月三十日。

 相模原市は二十六日から、妊娠を希望する女性と妊娠中の女性の夫を対象に助成する。助成額は、風疹単体のワクチンの場合は四千円、麻疹との混合ワクチンは六千円。自己負担は二千〜四千円程度になるという。

 川崎市は二十二日から実施。予防接種を受けてこなかった二十三〜三十九歳の男性や、妊娠を予定、希望している二十三歳以上の女性、妊娠している女性の夫が対象で、市内の医療機関約四百カ所で麻疹との混合ワクチンを二千円以下で受けられる。

 横浜市内で報告された三月末までの風疹の感染者は百五十九人で、昨年一年間の百十三人を既に上回っている。相模原市の風疹患者は今年一月〜今月十二日で三十一人。二〇〇九〜一二年は最大で年間三人だった。川崎市は昨年のこの時期に一人だったが、今年は七日までに百六十人に上る。

 問い合わせは、横浜市はワクチン相談窓口=電045(671)4183=か、市健康安全課=045(671)4190=へ。相模原市は市疾病対策課=電042(769)8346=へ。川崎市は市健康危機管理担当=電044(200)2440=へ。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo