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【千葉】

人工干潟化 反対相次ぐ 三番瀬再生事業 県、浦安でミーティング

 県が進める三番瀬の再生事業について、県民らから意見を聞く「三番瀬ミーティング」が二十三日、浦安市の美浜公民館で開かれ、約三十五人が参加した。二〇一一年度から始まり計三回目で、一二年度では二回目。市川市塩浜護岸前の干潟再生について質問が集まった。

 市川市などが求めている塩浜護岸前に人工的に干潟を造ることについて、参加者が「塩浜護岸は海に張り出さない構造にするとしたはずだ。護岸前の泥干潟を保全する観点にも反する」と述べるなど、反対意見が相次いだ。県側は「干潟の生物を再生させる目的があり、検討に入った段階。具体的には決まっていない」と説明した。

 青潮問題でも「抜本的対策を前に進めるべきだ」「青潮の影響で水鳥の数も減っている」などと活発な意見や要望が出た。

 このほか、「県の三番瀬関連の各種委員会でも傍聴者から意見を聞くべきだ」との要望に、県は「意見はこのミーティングで聞く」とした。会合後、質問者は「会合では県からは何の資料提供もなく、いきなり意見を、というのはどうか」と批判した。(小川直人)

 

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