東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

「再稼働認めない」 福島の脱原発集会に7000人

約7000人が集まった会場=23日午後、福島市で

写真

 福島市で二十三日、脱原発を求める集会があり、主催者発表では福島県内外から約七千人が集まった。参加したルポライターの鎌田慧さんは「東京電力福島第一原発事故は生活を破壊した。もう過ちを繰り返したくない。再稼働は認めない」と訴えた。

 集会では農業や林業など各界の代表者が厳しい現状を報告。今月高校を卒業し、県内の大学に進学する同県南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がった。避難の都合で家族が山形県と福島県に分かれて暮らす状況を話し、「至る所にモニタリングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっているのはおかしい」と怒りをぶつけた。

 会場には「放射能のない福島を返せ」などと書かれたのぼりが多数立てられた。参加した福島市の中学校教諭、鈴木直さん(48)は「娘二人の健康のために放射能を意識して生活せざるを得ない。原発をなくしてほしい」と話した。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo