東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 3月24日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

霞ケ浦に親しんで 阿見町 自転車道と公園整備へ

公園予定地付近から霞ケ浦を望むと、後方には土浦市街地や筑波連山が広がる=阿見町で

写真

 阿見町は霞ケ浦周辺に観光客らを呼び込もうと、二〇一三年度からサイクリングロードや公園の整備に乗り出す。霞ケ浦の湖岸付近では、県や各自治体がサイクリングロードの整備を進めている。しかし、霞ケ浦に面した場所に防衛省技術研究本部土浦試験場や陸上自衛隊武器学校がある同町では、迂回(うかい)ルートを設ける必要があることなどの事情から、整備が遅れていた。

 新たな事業では同試験場周辺の国道125号や農道で、約一キロにわたって路側帯を広げたり、舗装したりして、自転車や歩行者が通りやすいようにする。自転車利用者らの休憩場所として湖岸に公園を整備し、桜の木を十五本ほど植える。

 この場所からは手前に霞ケ浦、後方に土浦市街地や筑波連山が広がる景色を楽しめるという。自転車道、公園とも完成は一四年度以降の見通し。

 霞ケ浦を管理する国と協力し、水辺で水遊びや生物観察が楽しめるように、霞ケ浦の一部の堤防の傾斜を緩やかにし、堤防沿いに桜の木約三十本を植える事業も進める。

 同町商工観光課によると、霞ケ浦から約六キロ内陸側にある大型商業施設「あみプレミアム・アウトレット」には年間四百万人ほどが訪れる。担当者は「アウトレットなどに来る観光客に霞ケ浦まで足を運んでもらいたい」と話している。(松尾博史)

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo