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【お金の話】

値上げ予定の子ども保険 出産前でも加入が可能 畠中 雅子

 貯蓄性のある保険の多くは、四月以降、保険料の値上げが予定されています。お子さんの教育費準備のために加入するこども保険も、値上がりが予定されている種類の保険です。

 こども保険は、子どもが生まれないと加入できないと思われる方が多いようですが、実は出産予定日の百四十日前から加入できる商品が大半。出産を待たずとも妊娠二十一週目に入ったころから加入できます。例えば、出産予定日の百日前に加入すると、満期は十七年後や十八年後の同じ時期(百日前)になります。十八歳満期なら、十八歳になる前に満期を迎えられるのです。

 現在妊娠中で、出産後にこども保険に加入しようと考えている方は、保険料が上がる前の三月中に申し込んだ方が有利。保険料の値上がり幅について、ある会社のこども保険を例に、具体的な金額をご紹介しましょう。

 三十歳男性がゼロ歳のお子さんのために、十七歳満期のこども保険に加入したとします。ちなみに出生前加入も、お子さんの年齢はゼロ歳になります。満期までにもらえる学資金が合計で三百万円のコースを選ぶと、四月一日までの契約では、保険料が月一万三千二百七十円。これに対し、四月二日以降の契約になると、保険料は月一万四千十円に上がります。一カ月の保険料差は七百四十円となり、十七年間では十五万円以上も多く支払う計算になります。

 こども保険以外でも、終身保険や個人年金保険などの中には、値上がりが予定されているものもあります。契約成立まで早くても数週間はかかるので、これらの保険に加入する予定があれば、申し込みを急いだ方がよいでしょう。(ファイナンシャルプランナー)

 

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