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【社会】

「開かずの踏切」9つ撤廃 小田急 下北沢など3駅、きょう地下へ

小田急線の地下化で撤廃される、東北沢駅(東京都世田谷区)近くの代々木上原3号踏切=21日

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 小田急線を地下化する工事がほぼ終わり、二十三日の始発から地上にある九つの「開かずの踏切」が撤廃。東北沢、下北沢、世田谷代田の三つの駅(東京都世田谷区)のプラットホームが地下へ移される。住民らは「慢性的な交通渋滞が解消される」と期待している。

 小田急電鉄によると、東京都との事業の一環として、代々木上原−梅ケ丘間の約二・二キロを地下化。この区間の踏切はこれまで通勤通学のラッシュの際、一時間当たり四十分以上、遮断機が下りたままだった。

 都の調査では、東北沢駅近くの代々木上原3号踏切は午前七〜八時、計五十八分間も遮断機が下りたままで、約三百メートルもの交通渋滞を招いていた。

 二十一日に踏切待ちしていたタクシー運転手(32)は「この踏切がなくなれば仕事がしやすい」と笑顔。二十分近く身動きできなくなり、客が待ち切れず下車することも。「交通量が数倍になり、お客が増えるのでは」と、近くで飲食店を営む山本裕之さん(50)は話した。

 二十三日未明にレールを切り替え。若者の人気スポット、下北沢駅のホームは地下三階へ移され、地上二階にある京王井の頭線への乗り換えが約五分かかるようになる。

 

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