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【映画試写会】

© 2005 Claremont Films,LLC

東京シネマプレビュー

『クレアモントホテル』12月4日(土)より、岩波ホールにてロードショー

(配給 クレストインターナショナル)

☆150組300名様ご招待


[日時]11月26日(金) 18時55分開映(18時00分開場)

[場所]ニッショーホール(東京都港区虎ノ門2丁目9番16号)


<イントロダクション>

英国ロンドンの街角に、あわただしい時代からとり残されたようなホテルがある。ホテルの名はクレアモント。長期滞在型のこのホテルには、人生の終着点に近づいた人たちが、引き寄せられるようにやってくる。パルフリー夫人もそのひとりだった。

ホテルの住人たちの関心は、だれが訪問してくるかということ。しかし夫人のところには、娘も、孫も訪ねてくることはない。ある日、小説家志望の青年と出会った夫人は、彼に孫のふりをしてもらうことに…。

老婦人と青年の心あたたまる交流を描く、人生に対する限りない愛がこめられた珠玉の感動作。

老いてからの人生を自立して生きようとロンドンにやってきたパルフリー夫人。小説家を志しているものの、日々の暮らしもままならない青年ルード。『クレアモントホテル』は、世代の異なるふたりの心の交流を描いています。

孤独ながらもユーモアとウィットを忘れないホテルの住人たちの中で、夫人は青年をとおして亡き夫との思い出を紡ぎ、青年は夫人から人生の奥深さを知ります。

ふたりの運命的な出会いと別れ、彼らをとり巻く人々の愛すべきエピソード、それらの喜びや哀しみは、温もりのように観る者の心をやさしく満たしてゆきます。

老姉妹が海辺の家で過ごすひと夏を描いた名作『八月の鯨』(87)を彷彿とさせる、老いても失わない人生への前向きな姿勢、そして若さへの賛美を描いた感動作です。

主人公パルフリー夫人の気品、生きる姿勢に魅せられ、英ブッカー賞候補のベストセラー小説が現代に蘇える。

主人公パルフリー夫人を演じるのは、アカデミー賞ノミネートやトニー賞を受賞したベテラン、ジョーン・プロウライト。故ローレンス・オリヴィエ夫人でもあり、デイムの称号をもつプロウライトのエレガンスと威厳に満ちた演技は、長いキャリアの中で最高と評されました。

青年ルード役には、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)、『わたしの可愛い人―シェリ』(09)などに出演した若手実力派ルパート・フレンド。

原作はイギリスの女性作家、エリザベス・テイラーが晩年の1971年に発表した小説です。脚本は、原作に魅せられたルース・サックスが25年前に執筆していたものを、本作のために現代を舞台に書き直し、彼女は80代半ばで初めて脚本家としてクレジットされました。監督は子供の頃から往年のアメリカ・イギリス映画をこよなく愛してきたというダン・アイアランド。本作は映画の世界に導いてくれた母親へ捧げられています。

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