【社説・コラム】

　安倍晋三首相による施政方針演説は「自立」に貫かれた。その大事さは理解するが、自立したくてもかなわない弱者にこそ手を差し伸べるのが政治の姿である。基本を忘れてもらっては困る。　この国会二度目の首相演説である。（3月1日 紙面から） ［→記事全文へ］

　内閣府の二月の月例経済報告で、景気にうっすらと明るさが見えた。厳しい現実はあるが、景気浮揚に向け消費を盛り上げるため、企業は従業員の賃金アップや雇用の維持・拡大に努めてほしい。（3月1日 紙面から） ［→記事全文へ］

　一九五四年の三月一日、太陽は西から昇ったかのように見えた。船員たちがそう錯覚するほど強烈な光が、ビキニ環礁で漁をしていた第五福竜丸から見えた。やがて甲板に、米国の水爆実験で出た死の灰が雪のように積もった ▼『ここが家だ』（集英社）は、米国の画家ベン・シャー…（3月1日 紙面から） ［→記事全文へ］

　国の隣り合う欧州では、お国くらべのことわざが多い。例えば、ポーランドで食い、ハンガリーで飲み、ドイツで眠り、イタリアで恋をしろ、といった具合。そう、イタリアはあこがれの恋の国。　そのイタリアにこんな警句。（3月1日 紙面から） ［→記事全文へ］

　互いにプロなのだからと仲間の原稿は厳しく読むように心がけています。それでも一読して「いいな」とうれしくなる原稿があります。例えば、小説「お菓子放浪記」の作家西村滋さんに取材した今月十五日夕刊の大型インタビュー「あの人に迫る」もそうでした。（2月23日 紙面から） ［→記事全文へ］