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【千葉】

サトイモ食べて健康祈願 館山で「里芋まつり」

神前に奉納するためにサトイモを運ぶ氏子ら=館山市で

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 館山市茂名(もな)の十二所神社で20日、「里芋まつり」が行われた。神社の氏子27戸に受け継がれている伝統行事。農耕儀礼の変遷を示す貴重な史料と評価され、2005年に国の無形民俗文化財に指定されている。

 当番となった2戸の氏子が1組となり、大事にサトイモを栽培。収穫した約240個のサトイモをハギの枝で刺すなどして、神の供物として神前に奉納、豊作や無病息災を祈願する。

 神社の祭神が12人の子どもを育てるのに自分の乳だけでは足りないため、甘酒とサトイモで育てたことに由来すると伝わる。サトイモは祭典の後、氏子に分けられるが、これを食べると風邪をひかず、子宝に恵まれるという。(福原康哲)

 

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