変わる河川の生態系 外来魚や温暖化の影響も (最終回)
列島に降る多くの雨や雪によって形作られた日本の河川は、水量が豊富で、美しい急流が多いことで知られる。人々は、古くからそこに農業の水源を求め、日々の食料として、川に暮らす魚を追ってきた。だが、人間にとって身近な河川の生態系は、水質汚染や治水や利水のための工事などによって傷つけられ、大きくその姿を変えた。地球温暖化の影響や海外から持ち込まれた外来魚の繁殖など、川の流れを乱すものは各地で増える一方だ。
- 奥入瀬渓流の森に異変 暖冬の影響、目立つスギ 【デーリー東北】
- 低迷深刻、サクラマス漁 名物のすしは外国産魚頼み 【北日本新聞】
- 姿消す長良川のコイやフナ かかるのは外来魚ばかり 【岐阜新聞】
- 違法な漁具でアユ乱獲 最後の清流、四万十川 【高知新聞】
- 川の民を脅かすダム建設 大河メコンの豊かさ遠く 【共同通信】