北朝鮮で核実験が行われた可能性があることについて、在日韓国人が多く住む大阪市生野区のコリアタウンからも非難の声があがった。
北朝鮮に妹がいるという飲食店経営の女性(36)は「今回の実験は明らかに挑発行為。まるでならず者だ」と強く批判し、「日本も韓国も甘く見られている。一度がつんと言ってやらないと北は調子に乗るばかりだ」と日韓の政府に厳しい対応を求めた。
また、飲食店従業員の男性(46)は「核実験も3回目になり、1回目ほどの衝撃はなくなった。次はもっととんでもないことをするんじゃないか。北は金正恩氏が指導者になってから過激さを増すばかりで心配だ」と不安そうに語った。
買い物をしていた主婦(29)は「餓死する国民もいるのに、どこにそんなお金があるのか。核実験は外国にも北の国民にも最悪の出来事。いろんな国が一致団結して中止を要請してもだめだったのだから、もっと強硬に対応しなければ北は変わらない」と話した。
韓国の報道機関で核実験を知ったという無職の男性(41)は「北は異常だ。でも最も恐ろしいのは、日本の国民が『戦争なんて起きるはずない』と思っていること。すぐ隣の国が戦争の準備を着々と進めていることをもっと理解した方がいい。実際に使用しなくても外交上の切り札を手に入れることになるし、一刻も早く対策を打つべきだ」と話した。
また、飲食店従業員の女性(29)は「本当に恐ろしい。戦争が終わってアジア諸国が築いてきた平和が一瞬で壊れてしまう。最悪の事態にならないことを祈るばかりだ」と話した。