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【第94回全国高校野球選手権大会・東東京】

劇的 成立学園初切符

サヨナラ打を放った見目主将(右から3人目)に駆け寄り喜ぶ成立学園ナイン=神宮球場で

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 成立学園が春夏通じて初めて、甲子園切符をつかんだ−。第94回全国高校野球選手権大会は29日、東東京大会決勝を神宮球場で行った。初めて決勝に臨んだ成立学園と、2005年以来2度目の優勝を目指す国士舘の対決。名勝負の末に、成立学園は9回2死からサヨナラ打で、勝利をもぎ取った。 (土屋善文、大平樹、岡村淳司)

 先制は成立学園。二回2死から、斎藤岬選手(二年)の右前打などで一、二塁と攻め立て、小柳大樹捕手(三年)の中越え二塁打で2点を挙げる。五回にも2死から篠崎悟選手(三年)が中前適時打を放ち、理想的なゲーム運びに。同点に追いつかれた九回は、四球で出塁した小柳捕手が盗塁。見目雅哉主将(三年)の中越え二塁打で試合を決めた。

 国士舘は八回まで散発3安打に抑えられる苦しい展開だった。しかし2点を追う九回、菊地龍平選手(三年)の中前打を含む5安打の猛攻で追いつく。続く満塁機に後続が打ち取られ涙をのんだものの、土壇場で見せた意地は見事だった。

◆監督コメント 

 成立学園・菅沢剛監督 やはり簡単には勝たせてくれないが、9回に追い越されなかったのがよかった。競った試合を勝ってきたことで、選手は成長したと思う。甲子園でも今まで同様、一戦必勝の気持ちで臨む。

 国士舘・箕野豪監督 2、3点に抑えて4、5点を取るゲームプランだった。先に点を取られ、不運な当たりもあって苦しい展開になった。選手はよく頑張って9回に追いついたが、もう一押しできなかった。

 

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