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【社会】

拳銃改造して密売容疑 男逮捕、34丁押収

 モデルガンを改造してネットオークションで密売したとして、愛知県警薬物銃器対策課などは十七日、武器等製造法違反(無許可製造)などの疑いで、東京都府中市晴見町の無職根本秀一容疑者(50)を逮捕、送検したと発表した。県警は、昨秋から十一都道府県の六十カ所を捜索。購入した客の自宅などから改造拳銃とみられる三十四丁を押収した。

 逮捕容疑では、根本容疑者はモデルガンのふさがった銃身や弾倉を貫通させるなどし、発射できる拳銃一丁を製造し、昨年七月下旬、兵庫県丹波市内の無職女性(49)に六千五百円で販売したとされる。「マニアに自分の腕を見せたかった」と容疑を認めている。

 捜査員が、ネット上で改造銃が売買されているのを見つけ、その後の捜査で、根本容疑者が製造していたことをつかんだ。昨年十月根本容疑者の自宅を家宅捜索し、改造拳銃十二丁と電動ヤスリなどを発見、押収し、銃刀法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕していた。根本容疑者は二〇一〇年五月からネットオークションに出品し、「利益を得る目的で、十人の客にモデルガンの仕入れ代金に二千五百〜三千五百円を上乗せして販売していた」と供述している。

 県警はこれまでに、根本容疑者から拳銃を購入したとして、昨年十月に前橋市のアニメーターの男(49)を銃刀法違反容疑などで逮捕。今後、埼玉県の中学校教諭の男(51)ら六人も同容疑で書類送検する。

 

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