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【第94回全国高校野球選手権大会・西東京】

成立学園 初の夢切符 国士舘7年ぶりVならず

国士舘−成立学園9回裏2死二塁、サヨナラ二塁打を放った見目主将(右から3人目)に駆け寄って喜ぶ成立学園ナイン=神宮球場で

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 成立学園が春夏通じて初めて、甲子園切符をつかんだ−。第94回全国高校野球選手権大会は二十九日、東東京大会決勝を神宮球場で行った。初めて決勝に臨んだ成立学園と、二〇〇五年以来2度目の優勝を目指す国士舘の対決。名勝負の末に、成立学園は九回2死からサヨナラ打で、勝利をもぎ取った。 (土屋善文、大平樹、岡村淳司)

 先制は成立学園。二回2死から、斎藤岬選手(二年)の右前打などで一、二塁と攻め立て、小柳大樹捕手(三年)の中越え二塁打で2点を挙げる。五回にも2死から篠崎悟選手(三年)が中前適時打を放ち、理想的なゲーム運びに。同点に追いつかれた九回は、四球で出塁した小柳捕手が盗塁。見目雅哉主将(三年)の中越え二塁打で試合を決めた。

 国士舘は八回まで散発3安打に抑えられる苦しい展開だった。しかし、2点を追う九回、菊地龍平選手(三年)の中前打を含む5安打の猛攻で追いつく。続く満塁機に後続が打ち取られ涙をのんだものの、土壇場で見せた意地は見事だった。

 

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