国体ボクシング優勝　斎藤さんに区民栄誉章　墨田区

　岐阜県で昨秋開かれた国体で、ボクシング成年の部ライトウエルター級で優勝した墨田区に住む東京農業大二年の斎藤一貴さん（２０）に十五日、「墨田区民スポーツ栄誉章」が授与された。杉並区では連休を利用し、五輪選手による中学生の部活指導も。都が二〇二〇年に開催を目指す夏季五輪の招致機運も高まりそうだ。　

　斎藤さんはトーナメント方式の競技会に都代表として出場。順調に勝ち進み、栃木県代表の選手と決勝戦で熱戦。判定の結果、一ポイント差の接戦を制して優勝した。

　十五日に区役所を訪れた斎藤さんは、山崎昇区長から栄誉章の賞状を授与された。「アマチュアボクシングで大きな二大会のうち国体で優勝できた」と喜びを語り、「もう一つの大会でも優勝を目指して頑張る」と力強く抱負を語った。

　墨田区民スポーツ栄誉章は、国内の全国大会や国際大会などで活躍した区民や区内の団体の栄誉をたたえる制度。一九八五年の設立以来、特別受章者を含め延べ三十四の個人・団体が受章している。