【ワシントン共同】世界銀行は15日発表した経済見通しで、2013年の世界全体の実質経済成長率を2・4%として、昨年6月時点の予測(3・0%)を下方修正した。0・7%のプラス成長を見込んでいたユーロ圏をマイナス0・1%に下方改定するなど、先進国の回復力の弱さが目立っている。
日本については、領土問題をめぐる中国との政治的摩擦やエコカー補助金終了の影響で「経済活動に収縮がみられる」と指摘。13年が0・8%、14年は1・2%と見込んだ。昨年6月は両年とも1・5%成長を予測していた。
世銀は「13〜15年の世界経済は緩やかな成長にとどまる」と分析した。